大幅続伸。前日にマルチ・スズキが第3四半期決算を発表、10-12月期のEBITDAはコンセンサス、並びに、7-9月期の水準を上回る着地になったもよう。電子部品不足などの影響で販売台数は伸び悩んだものの、単価上昇などによるマージンの改善が寄与しているようだ。関心の高いインド事業の好調確認に加えて、連結業績への寄与なども想定され、ポジティブな反応が強まる形に。
DNA研<2397>:707円 カ -
ストップ高買い気配。三井化学との資本業務提携が買い材料視されている。第三者割当で新株を発行、三井化学は発行済み株式数の8.24%を保有する大株主となる。診断事業における開発アイテムに関する協業などを行っていく計画。調達資金は肺がんコンパクトパネルの販売促進及び次世代品の開発に充当するもよう。株式価値は希薄化するものの、それ以上に業務提携による今後の業績への寄与を期待する動きになっている。
オービック<4684>:20790円(-40円)
もみ合い。前日に第3四半期の決算を発表、10-12月期営業利益は161億円で前年同期比14.5%増となり、2ケタの利益成長が続く形となっている。システムインテグレーション、システムサポートとともに堅調な推移が続いているようだ。通期予想の596億円、前期比10.1%増は据え置いているものの、年間配当金は従来計画の220円から250円に引き上げ。決算サプライズは限定的であるものの、順調な業績推移確認による買い安心感も。
ディスコ<6146>:39350円(-1050円)
大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は243億円で前年同期比4.1%増益、市場予想は20億円程度下振れているが、先に個別売上速報を発表しており、サプライズは乏しい。一方、非開示であった通期予想は1032億円で前期比12.8%増としているが、コンセンサスは50億円程度下振れている。為替前提など保守的ではあるものの、1-3月期の想定以上の収益鈍化をマイナス視する動きが優勢に。
日本電産<6594>:7144円(-407円)
大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は280億円で前年同期比36.8%減益、510億円程度の市場予想を大幅に下振れている。また、通期予想は従来の2100億円から1100億円、前期比35.4%減にまで下方修正。第3四半期業績の悪化に対する警戒感は高まりつつあったほか、欧州自動車事業を中心とした構造改革費用の計上が下方修正の主因であるものの、修正幅の大きさに対するネガティブインパクトが先行へ。
マクアケ<4479>:1533円(+10円)
反発。23年9月期第1四半期(22年10-12月)の営業損益を1.86億円の赤字(前年同期実績0.38億円の黒字)と発表している。応援購入総額が減少したことが響き、赤字に転落した。通期予想は8.80億円の赤字で据え置いた。ただ、第1四半期の営業損益は市場コンセンサス(2.4億円程度の赤字)を上回っているほか、前四半期(22年7-9月、2.34億円の赤字)と比べて赤字額が縮小している点が評価され、買い優勢となっているようだ。
シリコンスタ<3907>:1120円(+65円)
大幅に3日続伸。SUBARU<7270>向けに車両モデルデータを取り込んで走行状態を確認できる走行デザインレビューシステムを開発したと発表している。テクニカル・ソリューション・プロバイダーのアルゴグラフィックス(東京都中央区)との協業によるもの。車両モデルデータを取り込むと走行シーンがリアルタイム3DCGで生成・描画され、設計中の車両を実際に走行しているような状態で確認できるという。
バーチャレク<6193>:1316円(+222円)
大幅に3日ぶり反発。ロボットメーカーのZMP(東京都文京区)と協業し、実証実験を通じたロボットの遠隔監視オペレーションに係る業務の構築と実験運用を開始したと発表している。23年度の法令改正を控え、ロボットによる自動配送・宅配の本格ビジネス化を見据えた措置。ZMPは、自動走行ロボットなどの機体やオペレーションシステムを開発・提供するロボティクス業界のパイオニア的な企業。 <ST>
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