「人工知能」に再び注目、5Gとも融合し生産性革命を担う<注目テーマ>
1 5G
2 キャッシュレス決済
3 ドライブレコーダー
4 人工知能
5 ソーシャルゲーム
6 セルフレジ
7 iPS細胞
8 カジノ関連
9 バイオテクノロジー関連
10 半導体
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「人工知能」が4位となっている。
自動運転車やドローンといった新時代の象徴ともいえる成長産業や、医療・バイオ、金融といった我々の日常と切り離せない分野で人工知能(AI)はイノベーションの原動力として重要なポジションを占めている。安倍政権が推進する成長戦略はその根底にAI技術の進歩があることは論をまたない。
ここにきて次世代通信規格「5G」のインフラ整備に向けた動きが活発化しているが、大容量・低遅延・多数同時接続可能の5G環境で、AIはこれまで以上にその潜在的キャパシティを開花させる可能性が高まる。国内のIT大手や通信メガキャリアなどは、それに対応した戦略を練っている。例えば、KDDI<9433.T>は9月2日、5Gの商用化に合わせ、法人向けサービスを販売することを発表したが、これは5Gの特性を生かしAIを活用した画像解析をはじめ3つのサービスを提供するというもの。高精細の映像を瞬時に分析する技術などを使い、小売店の販促や交通安全対策などの需要を開拓する。
AIは脳のニューラルネットワークを模した情報処理技術であるディープラーニングによって飛躍的な進歩を遂げた。ディープラーニングは、物体の存在にとどまらず、「色」「形」「方向性」などを認識できる高度な画像認識や音声認識をコンピューターに与えた。これが、AIを進化させる強力なドライバーとなった。過去2度にわたって経験したAIブームと2010年代に入ってから本格化した今回のそれとは大きく異なる。世界を舞台に、各国の大資本企業や国家自らがAI分野での主導権争いで鎬(しのぎ)を削っているのも、「AIを制する者が世界を制す」というコンセンサスが生まれているからに他ならない。
今後は欧米や中国の後塵を拝しているとされる日本でもAI分野の研究開発が加速していくことが予想される。株式市場における関連銘柄への注目度は必然的に高まっていくことになる。
対象となる銘柄も時間軸が進むにつれ増加傾向にあるが、代表的なものではブレインパッド<3655.T>、ALBERT<3906.T>、FRONTEO<2158.T>、RPAホールディングス<6572.T>、日本サード・パーティ<2488.T>、メンバーズ<2130.T>、PKSHA Technology<3993.T>、メタップス<6172.T>、ロゼッタ<6182.T>、フォーカスシステムズ<4662.T>、シグマクシス<6088.T>、KADOKAWA<9468.T>などが挙げられる。
出所:minkabuPRESS
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