日経平均株価
始値 21107.17
高値 21168.62(10:39)
安値 20880.73(09:30)
大引け 20987.92(前日比 -127.53 、 -0.60% )
売買高 17億3903万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆8046億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続落、FOMCとパウエルFRB議長会見待ちで見送り
2.フシ目の2万1000円大台を割り込み、約9ヵ月ぶりの安値圏に沈む
3.米株市場下げ止まりも不安定な展開続き、原油価格急落に警戒感強まる
4.注目されたIPOソフトバンクは公開価格を大きく下回る想定外の結果
5.下値では年金系資金とみられる押し目買いが観測され、下げ幅は限定的
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは82ドル高と3日ぶりに反発した。前日まで大幅続落していたこともあり値頃感からの買いが流入したが、FOMCの結果発表を控え伸び悩んだ。
東京市場では、前日のリスクオフの流れを引き継ぎ日経平均株価は下値を探る展開となった。2万1000円台を割り込み約9ヵ月ぶりの安値圏に沈んだ。
19日の東京市場は主力株中心に見送られた。前日の米国株市場ではNYダウなど主要指数が反発したが依然不安定な動きで、東京市場でも上値を買い進む動きはみられなかった。原油価格の急落を背景に世界景気先行きへの懸念が強まったほか、FOMCの結果とパウエルFRB議長の記者会見を前に上値が重い展開を強いられた。日経平均は後場に入ると水準を切り下げ、フシ目の2万1000円台を割り込む水準でもみ合ったが、下値では年金系資金とみられる買いが入り、下げ幅は限定的となった。超大型IPOとして注目されたソフトバンクが公開価格を大きく下回る水準に売り込まれたことも全体の地合いを悪くした。東証1部の売買代金はソフトバンク上場効果もあって2兆8000億円台と高水準だった。
個別では、ソフトバンク<9434>は寄り付きから軟調に推移し、結局公開価格比14.5%安の安値引けとなった。任天堂<7974>が軟調、ファーストリテイリング<9983>、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>も下落した。国際石油開発帝石<1605>の下げも目立った。東京エレクトロン<8035>も安い。コムチュア<3844>が急落、ティアック<6803>、バロックジャパンリミテッド<3548>も値を下げた。
半面、キーエンス<6861>がしっかり、資生堂<4911>、花王<4452>も買い優勢だった。スズキ<7269>、東海カーボン<5301>が上値追い、TDK<6762>も堅調。ソースネクスト<4344>、チェンジ<3962>が大幅高に買われ、enish<3667>、ホシザキ<6465>も急伸。TATERU<1435>が物色人気となり、ジャパンエレベーターサービスホールディングス<6544>も値を飛ばした。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はテルモ <4543> 、スズキ <7269> 、アドテスト <6857> 、ファナック <6954> 、日産化 <4021> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約22円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファストリ <9983> 、東エレク <8035> 、ユニファミマ <8028> 、アステラス <4503> 、SBG <9984> 。押し下げ効果は約96円。
東証33業種のうち上昇は9業種。上昇率の上位5業種は(1)空運業、(2)建設業、(3)精密機器、(4)機械、(5)ガラス土石製品。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)電気・ガス業、(3)石油石炭製品、(4)医薬品、(5)証券商品先物。
■個別材料株
△明豊ファシリ <1717> [JQ]
25日付で東証2部に市場変更へ。
△デジアーツ <2326>
楽天市場を装ったばらまき型メールの解析情報を公開。
△メディネット <2370> [東証M]
再生医療等製品の製造技術の開発委受託契約を締結。
△オプトHD <2389>
運用型広告の予算配分シミュレーションシステムを開発。
△ネオス <3627>
アンファク <7035> [東証M]の「客室設置型タブレットサービス」に端末供給開始。
△CRI <3698> [東証M]
Web動画ソリューションがセブン&アイの通販サイトに採用。
△すららネット <3998> [東証M]
Z会ソリューションズとリメディアル教育分野で業務提携。
△セプテニHD <4293> [JQ]
日証金が19日から貸借取引の申込停止措置を解除。
△大和冷 <6459>
福岡県太宰府市に新工場を建設。
△ログリー <6579> [東証M]
子会社がコンテンツマーケティング改善支援サービスを提供開始。
▼メルカリ <4385> [東証M]
欧州子会社の解散を発表。
▼トレイダーズ <8704> [JQ]
証券取引等監視委員会が課徴金納付命令勧告。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ソースネクス <4344> 、(2)チェンジ <3962> 、(3)enish <3667> 、(4)島根銀行 <7150> 、(5)レック <7874> 、(6)ホシザキ <6465> 、(7)日総工産 <6569> 、(8)ネオジャパン <3921> 、(9)イマジカG <6879> 、(10)Jエレベータ <6544> 。
値下がり率上位10傑は(1)コムチュア <3844> 、(2)ランド <8918> 、(3)未来工業 <7931> 、(4)ティアック <6803> 、(5)Hamee <3134> 、(6)国際石開帝石 <1605> 、(7)バロック <3548> 、(8)ダイオーズ <4653> 、(9)大光銀 <8537> 、(10)フェイス <4295> 。
【大引け】
日経平均は前日比127.53円(0.60%)安の2万0987.92円。TOPIXは前日比6.36(0.41%)安の1556.15。出来高は概算で17億3903万株。東証1部の値上がり銘柄数は883、値下がり銘柄数は1171となった。日経ジャスダック平均は3361.20円(9.88円安)。
[2018年12月19日]
株探ニュース
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