<6966> 三井ハイテク 9750 +220大幅続伸。クレディ・スイス証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も7600円から10900円に引き上げている。上半期決算はリードフレームの下振れによってポジティブサプライズは期待しがたいが、悪材料出尽くしにつながって、モーターコアでの中長期的な成長性をさらに織り込む局面に向かうと考えているもよう。25年1月期営業利益は46%増益を予想しているようだ。
<9003> 相鉄HD 2866 +87大幅続伸。東海東京証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に、目標株価も2400円から3340円に引き上げた。しかし、平均客室販売単価の急激な上昇でホテル業の収益がコロナ禍以前の水準を大きく超える可能性が出てきたこと、鉄道事業の収益性が想定ほど悪化しなかったことなどが、業績予想と投資判断見直しの背景のようだ。24年3月期営業利益は会社計画223億円を上回る255億円を予想。
<4565> SOSEI 1715 +68大幅続伸。大和証券では、目標株価を3400円から2200円に引き下げたものの、投資判断は「3」から「2」に格上げした。lotiglipronの臨床開発中止を受け中長期業績見通しは減額したものの、子会社ヘプタレスによる既存・新規の創薬提携からの収益機会獲得、イドルシア買収で得た開発・販売基盤を活かした自社品や導入品の収益機会拡大などから、一定の利益水準を長期的に維持できる可能性は十分にと。
<9039> サカイ引越 5210 +450大幅続伸。株式売出の実施を中止すると発表している。直近の株価動向などを総合的に勘案したことによるもの。同社は8月21日に既存株主による株式の売出実施を発表、本日から売出価格の決定期間に入る予定であった。売出発表後は株式需給の悪化懸念から株価は急落、前日終値は売出発表前の水準から7.2%下落した水準にあった。需給悪化懸念の後退で急落前水準まで上昇する展開に。
<6632> JVCKW 609 +29大幅続伸。特に新規の材料は観測されていないものの、足元好業績の割安株として関心が高まる状況となっているもよう。第1四半期営業利益は前年同期比9.7倍超と急拡大、減益予想の通期計画に対する進捗率も高く、業績上振れの可能性も高いとみられている。また、高値からPBR1倍割れの水準にまで調整してきていることで、押し目買いの動きも強まる形のようだ。
<2590> DyDo 5900 +330大幅続伸。前日に上半期の決算を発表、営業利益は25.3億円で前年同期比3.5倍の大幅増益となっている。5-7月期も30.7億円で同79.4%の大幅増益に。国内飲料事業における子会社の増加効果、海外飲料事業における戦略的な価格改定の寄与などが好業績の背景に。トルコ飲料事業の不透明感から未定としていた通期予想も発表、営業利益は21億円で前期比3倍の水準を見込んでいる。
<3903> gumi 609 -27大幅続落し、6月30日の年初来安値を更新。スマホ向け本格シミュレーションRPG
「アスタータタリクス」が前日からサービス開始となっているが、本日は出尽くし感が優勢となっているもよう。スマホゲーム史上「最大級」のドラマティックなストーリーなどとも謳われていたことで、事前登録者数は50万人を突破していた。
<5885> ジーデップアドバンス 12020 +1150急伸。米エヌビディアが8月8日に発表しているユニバーサル データセンター プロセッサ 「NVIDIA L40S」を搭載した、オリジナルのサーバーモデルの受注を開始すると前日に発表しており、買い材料視される展開になっている。同プロセッサは生成AIトレーニングパフォーマンスなどの大幅な向上につながるものとされ、今後の業績拡大に寄与すると期待感が先行する展開に。
<6635> 大日光 559 +37一時ストップ高。台湾JMS社と二次電池製品の開発、設計、製造分野において包括的に協業活動を展開し、クリーンエネルギーの利用促進につながる蓄電技術の向上を図ることを目的に包括的業務提携を締結したと発表している。JMSとは2018年から取引関係にあるが、今後は一段の技術補完、協業体制の構築を目指していくもよう。
二次電池関連分野の業容拡大につながるとの期待感が先行へ。
<7585> かんなん 530 +80連日のストップ高。海鮮料理が特徴の居酒屋「大庄」のFC。原発処理水の海洋放出に伴い、中国において日本の魚の輸入停止が長期化するとの見方が強まっている。
輸出減少に伴う需要の緩和によって、原材料費の低下などが想定される展開にもなっているようだ。なお、居酒屋関連では、前日にマルシェが急伸したほか、本日はワタミなどが大幅上昇する展開にもなっている。
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