当第1四半期の事業収益は増収となった。HGF遺伝子治療用製品「コラテジェン(R)」(以下、「コラテジェン」)の条件及び期限付製造販売の承認を取得し、田辺三菱製薬より販売しているが、当面の治療に必要な数量を概ね出荷完了しているため、当第1四半期の製品売上高は0.00億円となった。一方、アンジェスクリニカルリサーチラボラトリー(以下「ACRL」)において実施している希少遺伝性疾患のオプショナルスクリーニング検査は安定的に推移し、手数料収入として0.16億円(前年同期比0.01億円増)を計上した。事業費用は、30.52億円(同14.2%減)となった。売上原価は0.25億円(同53.0%増)となった。当第1四半期におけるコラテジェンの出荷はなかったが、使用期限切れによる廃棄が見込まれる製品の評価損を計上し製品売上原価が0.03億円となった。ACRLにおける希少遺伝性疾患のオプショナルスクリーニング検査にかかる原価は、新規検査機器購入による減価償却相当額等が前年同期に比べ0.05億円増加し、0.21億円(同32.0%増)となっている。研究開発費は15.79億円(同30.3%減)となった。2020年度よりプラスミドDNAの技術を用いた新型コロナウイルス感染症予防DNAワクチンの開発を開始し、臨床試験及び非臨床試験を実施していたが、昨年度にワクチン開発の中止を決定し、これにより研究用材料費が2億円、外注費が4.91億円減少している。同社グループのような研究開発型バイオベンチャー企業は先行投資が続くが、提携戦略などにより財務リスクの低減を図りながら、今後も研究開発投資を行っていく予定。販売費及び一般管理費は14.48億円(同13.6%増)となった。為替の円安に伴い、EmendoBioInc. (以下「Emendo社」)買収に伴うのれん償却額が前年同期より0.87億円増加している。Emendo社における弁護士等専門家及びコンサルタントへの報酬が増加し、支払手数料が前年同期より0.24億円増加している。この結果、当第1四半期の営業損失は縮小した。
2023年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比183.3%増の1.90億円、営業損失が155.00億円、経常損失が99.00億円、親会社株主に帰属する当期純損失は100.00億円とする期初計画を据え置いている。
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