*12:30JST 後場に注目すべき3つのポイント~円高進行などが上値を抑えるも底堅い動き
28日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は続落、円高進行などが上値を抑えるも底堅い動き
・ドル・円は軟調、148円を割り込む場面も
・値下がり寄与トップはダイキン工業<6367>、同2位はファナック<6954>
■日経平均は続落、円高進行などが上値を抑えるも底堅い動き
日経平均は続落。77.27円安の33370.40円(出来高概算6億1608万株)で前場の取引を終えている。
27日の米国株式市場のダウ平均は56.68ドル安(-0.16%)、S&P500は8.91ポイント安(-0.20%)、ナスダック総合指数は9.83ポイント安(-0.07%)とそれぞれ下落。サイバーマンデーで強いオンライン売り上げを期待した買いが先行した。しかし、10月の新築住宅販売件数や11月のダラス連銀製造業活動指数が予想を下回ったことが重荷となった。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ終了との見方から米長期金利が再び低下したため、ハイテク株は一時買われたものの、利益確定の売りも入りやすい状況だった。一方、前日下落の反動で、日経平均は前日比72.72円高の33520.39円と小幅反発スタート。その後為替の円高進行などを背景に売り優勢の展開となったが、前引けにかけて下げ幅を縮めた。
個別では、双日<2768>、さくらインターネット<3778>、富士製薬工業<4554>、鈴木<6785>、ミツバ<7280>などが上昇したほか、東証スタンダードのナカノフドー建設<1827>、西部技研<6223>、東証グロースの地盤ネットHD<6072>、247<7074>などが値上がり率上位に並んだ。
一方、シャープ<6753>、ネットプロHD<7383>などが下落したほか、東証スタンダードのホーブ<1382>、AIメカテック<6227>、ジェイ・イー・ティ<6228>、東証グロースのモンスターラボ<5255>、ペルセウス<4882>などが値下がり率上位に並んだ。
セクターでは、パルプ・紙、鉱業、水産・農林業などを筆頭に上昇。一方、空運業、海運業、証券・商品先物取引などを筆頭に多くのセクターで下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は48%、対して値下がり銘柄は48%となっている。
本日の東京市場は朝方こそ利食い売り優勢の展開となったものの、33300円付近では切り返し、前引けにかけて下げ幅を縮めた。アドバンテスト<6857>、ファーストリテ<9983>ら値がさ株が日経平均を下支えする一方で、円高進行の影響でデンソー<6902>など輸出株の一角が下落している。売買代金は1.6兆円台にとどまっており、日経平均は約250円の狭いレンジで推移している。
後場も手掛かりが少なく、こう着感の強い展開が続きそうだ。本日は配当権利付き最終日となっており、人気の株主優待銘柄を見直すのも一手か。また、米国では11月CB消費者信頼感指数が控えている。11月については金利上昇や政治情勢の悪化などの影響が残されており、信頼感指数が低下する可能性もあるため、これを見極めたいとする向きもあるだろう。
■ドル・円は軟調、148円を割り込む場面も
28日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、148円66銭から147円98銭まで値を下げた。日経平均株価などアジア株安を背景に、やや円買い方向に振れやすい。ドルは下値で押し目買いが強まるものの、正午前に148円を割り込む場面もあった。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円98銭から148円66銭、ユーロ・円は162円20銭から162円84銭、ユーロ・ドルは1.0952ドルから1.0962ドル。
■後場のチェック銘柄
・地盤ネットホールディングス<6072>、西部技研<6223>など、3銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはダイキン工業<6367>、同2位はファナック<6954>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・豪・10月小売売上高:前月比-0.2%(予想:+0.1%、9月:+0.9%)
【要人発言】
・ラムスデン英中銀副総裁
「インフレ率を目標に戻すには長期にわたり金融政策を制限的にする必要がある」
「英国のインフレは国内に起因する傾向が強い」
<国内>
・14:00 日銀・基調的なインフレ率を捕捉するための指標
<海外>
特になし
<CS>
・日経平均は続落、円高進行などが上値を抑えるも底堅い動き
・ドル・円は軟調、148円を割り込む場面も
・値下がり寄与トップはダイキン工業<6367>、同2位はファナック<6954>
■日経平均は続落、円高進行などが上値を抑えるも底堅い動き
日経平均は続落。77.27円安の33370.40円(出来高概算6億1608万株)で前場の取引を終えている。
27日の米国株式市場のダウ平均は56.68ドル安(-0.16%)、S&P500は8.91ポイント安(-0.20%)、ナスダック総合指数は9.83ポイント安(-0.07%)とそれぞれ下落。サイバーマンデーで強いオンライン売り上げを期待した買いが先行した。しかし、10月の新築住宅販売件数や11月のダラス連銀製造業活動指数が予想を下回ったことが重荷となった。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ終了との見方から米長期金利が再び低下したため、ハイテク株は一時買われたものの、利益確定の売りも入りやすい状況だった。一方、前日下落の反動で、日経平均は前日比72.72円高の33520.39円と小幅反発スタート。その後為替の円高進行などを背景に売り優勢の展開となったが、前引けにかけて下げ幅を縮めた。
個別では、双日<2768>、さくらインターネット<3778>、富士製薬工業<4554>、鈴木<6785>、ミツバ<7280>などが上昇したほか、東証スタンダードのナカノフドー建設<1827>、西部技研<6223>、東証グロースの地盤ネットHD<6072>、247<7074>などが値上がり率上位に並んだ。
一方、シャープ<6753>、ネットプロHD<7383>などが下落したほか、東証スタンダードのホーブ<1382>、AIメカテック<6227>、ジェイ・イー・ティ<6228>、東証グロースのモンスターラボ<5255>、ペルセウス<4882>などが値下がり率上位に並んだ。
セクターでは、パルプ・紙、鉱業、水産・農林業などを筆頭に上昇。一方、空運業、海運業、証券・商品先物取引などを筆頭に多くのセクターで下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は48%、対して値下がり銘柄は48%となっている。
本日の東京市場は朝方こそ利食い売り優勢の展開となったものの、33300円付近では切り返し、前引けにかけて下げ幅を縮めた。アドバンテスト<6857>、ファーストリテ<9983>ら値がさ株が日経平均を下支えする一方で、円高進行の影響でデンソー<6902>など輸出株の一角が下落している。売買代金は1.6兆円台にとどまっており、日経平均は約250円の狭いレンジで推移している。
後場も手掛かりが少なく、こう着感の強い展開が続きそうだ。本日は配当権利付き最終日となっており、人気の株主優待銘柄を見直すのも一手か。また、米国では11月CB消費者信頼感指数が控えている。11月については金利上昇や政治情勢の悪化などの影響が残されており、信頼感指数が低下する可能性もあるため、これを見極めたいとする向きもあるだろう。
■ドル・円は軟調、148円を割り込む場面も
28日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、148円66銭から147円98銭まで値を下げた。日経平均株価などアジア株安を背景に、やや円買い方向に振れやすい。ドルは下値で押し目買いが強まるものの、正午前に148円を割り込む場面もあった。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円98銭から148円66銭、ユーロ・円は162円20銭から162円84銭、ユーロ・ドルは1.0952ドルから1.0962ドル。
■後場のチェック銘柄
・地盤ネットホールディングス<6072>、西部技研<6223>など、3銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはダイキン工業<6367>、同2位はファナック<6954>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・豪・10月小売売上高:前月比-0.2%(予想:+0.1%、9月:+0.9%)
【要人発言】
・ラムスデン英中銀副総裁
「インフレ率を目標に戻すには長期にわたり金融政策を制限的にする必要がある」
「英国のインフレは国内に起因する傾向が強い」
<国内>
・14:00 日銀・基調的なインフレ率を捕捉するための指標
<海外>
特になし
<CS>
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