参天製薬(4536)『内需株売り・景気敏感株買い』はいつまで続くのか?
◆株式市場全体の指標が安値圏を示し始めている
今週の相場は『内需株売り・景気敏感株買い』の流れが続きました。
日経平均はそんなに下がっていないのに、内需株の大幅な下げを気にされている方も多いと思います。
そこで何がヒントになるかと考えたところ、
日経平均が景気敏感株の動きを示しているのに対して、株式市場全体の指標が売り込まれている内需株の動きを示していると考えてみました。
先週末(8月19日)は年初来安値銘柄数が109銘柄まで増加、100銘柄を超えたのは7月8日以来です。また、東証1部の騰落レシオは86.96%まで低下、こちらも7月8日の82.38%以来の低水準になっています。
7月8日は
日経平均が15106円で終わった日ですし、年初来安値銘柄数、騰落レシオは今年の大底圏の8合目くらいの水準です。
年初来安値数や騰落レシオが7月上旬の安値圏を示し始めたので、売られ過ぎた内需株がリバウンドする可能性もありそうです。
◆売られ過ぎの短期リバウンド狙いで注目
今週売られた内需株の医薬品から、売られ過ぎの短期リバウンド狙いで
参天製薬(4536)に注目します。
週足チャートでは3週連続の長い陰線、年初来安値更新と「落ちるナイフ型」でまだまだ下がりそうではあります。
しかしながら、2015年初頭の上昇スタートの基点である1250円どころが節目として意識されそうな水準まで急落したこと、週末の出来高が296万株で前日から大幅に増加したことに注目しました。
ただし、トレンドは下落に転換していますし、今回の減益決算がネガティブに捉えられていますから、あくまでもテクニカル的な短期リバウンド狙いで考えています。
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