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【↓】日経平均 大引け| 4日ぶり反落、米株安を受け利益確定売りが優勢 (2月14日)

配信元:株探
投稿:2024/02/14 18:24

日経平均株価
始値  37712.87
高値  37825.85(09:53)
安値  37594.47(13:29)
大引け 37703.32(前日比 -260.65 、 -0.69% )

売買高  19億0898万株 (東証プライム概算)
売買代金  5兆1900億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は4日ぶり反落、米株安を受け利食い誘発
 2.米CPIが想定超で早期利下げ期待剥落、米株は波乱含み
 3.米長期金利上昇で円安に誘導、ハイテク株などに追い風
 4.売り一巡後は下げ渋る展開、半導体関連株などが下支え
 5.個別物色意欲は旺盛で売買代金5兆円超と活況商い続く

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比524ドル安と大幅に反落した。1月の米消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を上回り、早期利下げ観測が後退から売りが優勢となった。

 東京市場では、リスク回避ムードのなか日経平均株価は下値を試す展開を強いられたが、押し目買い需要も活発で下げ幅は限定的だった。

 14日の東京市場は、大きく売り優勢に傾き、日経平均は後場取引中盤に370円近い下げで3万7500円台まで下げる場面もあった。前日の米国株市場では、この日発表された1月の米CPIが市場コンセンサスを上回る強い内容だったことから、FRBによる早期利下げ観測が後退、米長期金利上昇を背景にハイテク株中心に売られる展開となりNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに比較的大きな下げを余儀なくされた。東京市場では前日に日経平均が1000円超の大幅高をみせていただけに、その反動も出やすく、一時は利食い急ぎの動きが表面化しリスクオフ一色となる場面もあった。しかし、円安などを追い風に半導体関連の一角が全体相場に逆行する形で上昇したことで、日経平均も売り一巡後は下げ渋る動きに。なお、プライム市場の売買代金は5兆円超と前日に続き活況を極めている。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984>が利食われ、トヨタ自動車<7203>も下値を探った。東京エレクトロン<8035>も後場に入って売り優勢となりマイナス圏で引けた。日本製鉄<5401>が安く、JT<2914>も軟調。SMC<6273>の下げが目立ち、東京海上ホールディングス<8766>も下落。ダイキン工業<6367>も水準を切り下げた。恵和<4251>は一時ストップ安に売り込まれ、ナブテスコ<6268>ラクス<3923>メルカリ<4385>なども大幅安となった。
 半面、売買代金トップのレーザーテック<6920>が堅調、SCREENホールディングス<7735>アドバンテスト<6857>ソシオネクスト<6526>など半導体主力株が買いを集めた。川崎汽船<9107>日本郵船<9101>など海運が高く、ファーストリテイリング<9983>も値を上げた。さくらインターネット<3778>が値幅制限いっぱいに買われる人気。このほか、タツモ<6266>イトーキ<7972>東和薬品<4553>リンクアンドモチベーション<2170>セグエグループ<3968>ファインデックス<3649>メドピア<6095>などストップ高を演じる銘柄が相次いだ。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>アドテスト <6857>レーザーテク <6920>スクリン <7735>第一三共 <4568>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約119円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>リクルート <6098>東エレク <8035>ファナック <6954>ダイキン <6367>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約136円。

 東証33業種のうち上昇は5業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)その他製品、(3)石油石炭製品、(4)医薬品、(5)小売業。一方、下落率の上位5業種は(1)パルプ・紙、(2)鉄鋼、(3)不動産業、(4)保険業、(5)電気・ガス業。

■個別材料株

クルーズ <2138> [東証S]
 364万株を上限とする自社株買い実施へ。
LINK&M <2170> [東証P]
 今期最終は14%増で2期連続最高益、0.3円増配へ。
和弘食品 <2813> [東証S]
 24年3月期業績予想を上方修正。
AIins <4488> [東証G]
 24年3月期業績上方修正で営業減益予想から一転7割増益に。
東和薬品 <4553> [東証P]
 24年3月期業績予想を上方修正。
ファーストA <5588> [東証G]
 今期経常は43%増で2期連続最高益。
インテグラル <5842> [東証G]
 前期大幅増益と初配当計画を評価。
タツモ <6266> [東証P]
 今期経常は16%増で4期連続最高益へ。
イトーキ <7972> [東証P]
 今期営業最高益見通しで自社株買いも。
トリドリ <9337> [東証G]
 24年12月期営業利益は3.6倍を予想。

エスケーエレ <6677> [東証S]
 3月中間期予想を一転最終減益に修正。
ブシロード <7803> [東証G]
 上期営業益は71%減で10-12月期は赤字転落。

 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)タツモ <6266>、(2)イトーキ <7972>、(3)東和薬品 <4553>、(4)LINK&M <2170>、(5)さくらネット <3778>、(6)セグエG <3968>、(7)ニッパツ <5991>、(8)ファインデ <3649>、(9)メドピア <6095>、(10)航空電子 <6807>
 値下がり率上位10傑は(1)恵和 <4251>、(2)ナブテスコ <6268>、(3)ラクス <3923>、(4)Dmミックス <7354>、(5)QBNHD <6571>、(6)メルカリ <4385>、(7)極洋 <1301>、(8)スノーピーク <7816>、(9)カルタHD <3688>、(10)北越コーポ <3865>

【大引け】

 日経平均は前日比260.65円(0.69%)安の3万7703.32円。TOPIXは前日比27.44(1.05%)安の2584.59。出来高は概算で19億0898万株。東証プライムの値上がり銘柄数は324、値下がり銘柄数は1319となった。東証グロース250指数は723.05ポイント(2.57ポイント高)。

[2024年2月14日]


株探ニュース
配信元: 株探

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