■PCデポ <7618> 351円 (+17円、+5.1%)
ピーシーデポコーポレーション <7618> [東証P]が4日続急伸。光通信 <9435> [東証P]のグループ会社が前日30日付で関東財務局に提出した変更報告書で、グループ会社とその共同保有者によるPCデポ株の保有割合が15.16%から16.22%へ増加したことが判明。これを受けて、需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は引き続き純投資としている。報告義務発生日は5月23日。
■Fスターズ <3687> 853円 (+41円、+5.1%)
フィックスターズ <3687> [東証P]が続急伸。顧客企業のシステムを高速化するソフトを主力展開、受託契約主力で需要獲得が進んでいる。量子コンピューター分野への展開で先駆するほか、スーパーコンピューター分野では、富士通 <6702> [東証P]、理化学研究所、九州大学などとともにスーパーコンピューター「富岳」で共同研究を進めていることでマーケットの注目度が高い。富岳はスーパーコンピューターの国際的な性能ランキングである「Graph500」のBFS部門において5期連続で世界第1位を獲得。また、産業応用で使う計算速度を競う「HPCG」でも5期連続で1位となっている。今回「TOP500」では世界ランキング2位となったものの、改めて富岳の優位性を世界に示しており、関連有力銘柄であるフィックスターズの株価刺激材料となった。
■はてな <3930> 1,296円 (+58円、+4.7%)
はてな <3930> [東証G]が大幅高で4日続伸、年初来高値を更新した。30日の取引終了後、同社のサーバー監視サービス「Mackerel(マカレル)」がソフトバンク <9434> [東証P]のクラウドサービス 「ホワイトクラウド ASPIRE」のオプションメニューとして採用され、提供を開始したと発表しており、これを好感した買いが入った。「ホワイトクラウド ASPIRE」は、SLA(品質保証制度)99.999%の国産クラウドサービスで、セキュアなネットワークをはじめ、データセンターやマネージドサービスなどとの連携が可能。はてなは、「ホワイトクラウド ASPIRE」を通じて顧客のシステム運用と監視を支援するという。なお、同件による今期業績への影響は軽微としている。
■デクセリ <4980> 4,350円 (+185円、+4.4%)
デクセリアルズ <4980> [東証P]が大幅高で3日続伸。投資資金の攻勢が顕著、5%近い上昇で4300円台後半まで上値を伸ばした。5月18日につけた戻り高値を払拭しただけでなく、1月4日の大発会につけた上場来高値を約5ヵ月ぶりに更新した。スマートフォン向け接着剤や反射防止フィルムなどニッチな電子部材を手掛けており、その商品競争力の高さを存分に生かし、業績はここ数年来絶好調に推移している。22年3月期営業利益は前の期比2.4倍という高変化を示し過去最高利益を更新したが、23年3月期も前期比16%増の310億円と2ケタ成長を見込んでいる。その成長力に着目した機関投資家とみられる買いを呼び込んだもよう。
■MTG <7806> 1,286円 (+52円、+4.2%)
MTG <7806> [東証G]が大幅続伸。31日朝方、連結子会社でリング型デバイスの製造・販売を手掛けるEVERINGが第三者割当増資によって資金調達を行ったと発表しており、これが材料視されたようだ。調達金額の総額は約10億4050万円。引受先は伊藤忠商事 <8001> [東証P]や三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> [東証P]傘下の三菱UFJ銀行、大和ハウス工業 <1925> [東証P]のほか、凸版印刷 <7911> [東証P]、サニーサイドアップグループ <2180> [東証P]、Sun Asterisk <4053> [東証G]、戸田建設 <1860> [東証P]など合計16社。なお、MTGの持ち分比率は増資後も過半数を超えており、EVERINGは引き続き同社の連結子会社となる。
■北越工 <6364> 847円 (+29円、+3.6%)
北越工業 <6364> [東証P]が大幅反発。同社は30日取引終了後に、3ヵ年の中期経営計画「中期ビジョン2024」を策定したと発表。最終年度となる25年3月期の連結経常利益目標を46億円(22年3月期実績は40億5500万円)としていることが評価されたようだ。25年3月期の連結売上高目標は455億円(同366億5000万円)。「一段上の成長・拡大に向けて基盤固めに重点を置き、限られた経営資源を成長の一手に集中させる」ことを基本方針とし、「脱炭素に向けた新製品開発への取り組み強化」などを掲げている。
■ミナトHD <6862> 457円 (+14円、+3.2%)
ミナトホールディングス <6862> [東証S]が大幅高で4日続伸。同社は30日取引終了後に、子会社パイオニア・ソフトが傘下のベトナム現地法人の全出資持ち分をMattrz社へ譲渡するとともに、Mattrzと戦略的協業に向けて業務提携すると発表。これが好感されたようだ。
■石原ケミ <4462> 1,300円 (+31円、+2.4%)
石原ケミカル <4462> [東証P]が3日続伸。31日正午ごろ、2025年3月期に売上高252億円(22年3月期190億3600万円)、営業利益38億6000万円(同23億5500万円)を目指す中期経営計画を策定したと発表しており、これを好感した買いが入った。隣接分野・新地域への参入によりプラスアルファの売り上げを創造するほか、先端半導体用めっき液など付加価値の高い製品や、新製品の導入・拡販による市場拡大を図る。
■DDHD <3073> 595円 (+12円、+2.1%)
DDホールディングス <3073> [東証P]が続伸し、連日で年初来高値を更新。30日の取引終了後、東京証券取引所が上場廃止に係る猶予期間銘柄の指定を解除したことが好感された。同社は21年2月期に債務超過となったのに伴い上場廃止に係る猶予期間銘柄となっていたが、30日に有価証券報告書を関東財務局に提出し、22年2月期に債務超過を解消したことから解除された。
■石井鉄 <6362> 2,911円 (+46円、+1.6%)
石井鐵工所 <6362> [東証S]が反発。30日の取引終了後、上限を10万株(発行済み株数の2.70%)とする自社株を、31日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表しており、これが好感された。
■Jテック・C <3446> 2,310円 (+33円、+1.5%)
ジェイテックコーポレーション <3446> [東証P]が3日続伸。30日の取引終了後、長期成長戦略略「Innovation2030」を策定したと発表。2030年に売上高150億円(22年6月期計画は17億円)、経常利益率25%を目指すとしており、好感されたようだ。
■まんだらけ <2652> 604円 (+8円、+1.3%)
まんだらけ <2652> [東証S]が3日ぶりに反発。30日の取引終了後に発表した4月度の月次売上高が前年同月比6.7%増となり、2ヵ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。3月下旬で「まん延防止等重点措置」が解除となり客足が戻ったことに伴い店頭販売が伸びた。また、電脳ショップ「ありある」を含む通信販売も堅調に推移した。
■穴吹興産 <8928> 2,375円 (+25円、+1.1%)
穴吹興産 <8928> [東証S]が8日続伸。同社は30日の取引終了後、22年6月期第3四半期累計(21年7月-22年3月)の連結経常利益は前年同期比25.6%増の48億円に伸びたと発表。併せて、通期の同利益を従来予想の50億円→65億円(前期は55.4億円)に30.0%上方修正し、一転して17.2%増益を見込み、一気に3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことで好感されたようだ。
※31日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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