*12:24JST 後場に注目すべき3つのポイント~売買交錯し方向感のない展開
21日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は小幅続落、売買交錯し方向感のない展開
・ドル・円は軟調、調整のドル売り継続
・値下がり寄与トップはテルモ<4543>、同2位はキッコーマン<2801>
■日経平均は小幅続落、売買交錯し方向感のない展開
日経平均は続落。49.74円安の33338.29円(出来高概算6億7074万株)で前場の取引を終えている。
20日の米国株式市場のダウ平均は203.76ドル高(+0.58%)、S&P500は33.36ポイント高(+0.74%)、ナスダック総合指数は159.05ポイント高(+1.13%)とそれぞれ上昇。米感謝祭翌日のブラックフライデーや週明け月曜日のサイバーマンデーでの消費者の支出が、高インフレにもかかわらず過去最高規模に達するとの調査結果を受け、期待感から買い優勢の展開。その後もマイクロソフトの上昇が相場全体を一段と押し上げた。米株高を受け、日経平均も前日比65.12円高の33453.15円と小幅反発スタート。利益確定売りが出る一方で、押し目買いの動きも根強く、小幅の動きとなった。
個別では、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>など電気機器株が上昇し、日経平均を押し上げた。そのほか、KOKUSAI<6525>、JVCケンウッド<6632>、大崎電<6644>、サンケン電気<6707>、シャープ<6753>、東証スタンダードの全保連<5845>、ホテルニューグランド<9720>、テーオーHD<9812>、東証グロースのティアンドエス<4055>、Birdman<7063>、スポーツフィールド<7080>、GENDA<9166>などが値上がり率上位に並んだ。
一方、円安進行一服の影響でトヨタ<7203>、ホンダ<7267>、スズキ<7269>などの自動車株が続落。バークシャーの大量保有報告書が確認できなかった影響か、伊藤忠<8001>、豊田通商<8015>、三井物<8031>などの商社株も軟調。そのほか、GSユアサ<6674>、ヤマエグループHD<7130>、AZ丸和HD<9090>、東証スタンダードのアルメディオ<7859>、ギグワークス<2375>、東証グロースのWelby<4438>、アーキテクツSJ<6085>などが値下がり率上位に並んだ。
セクターでは、海運業、パルプ・紙、空運業などを筆頭に上昇。一方、輸送用機器、卸売、証券・商品先物取引などを筆頭に下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は54%、対して値下がり銘柄は42%となっている。
本日の東京市場は売り買い交錯し、方向感のない展開となっている。昨日は33年ぶりにバブル崩壊後の高値を更新したが、その後失速。日本株上昇の期待は高まっており、状況は整ってきたようにも見えるが、買いを持続させるために市場はもう一押しの材料を欲しているようにも見える。本日は米国で半導体大手エヌビディアの決算発表が予定されており、これを起爆剤とした動きに期待する見方も少なくない。エヌビディアは昨日の米国市場でさらに上場来高値を更新しており、本日の東京市場でも昨日のSOX指数上昇も支援材料に半導体銘柄が上昇している。エヌビディア決算への市場からの期待は既に相当高まっているようだ。
前述のエヌビディア決算を見極めたい動きや週末の休場などを見据えて後場も小動きとなりそうだが、日米長期金利低下を追い風にグロース250指数は本日も上昇基調が続いており、グロース銘柄へ視線を向けるのも一手だろう。今週末に控える米国のブラックフライデーにあわせ国内でもセールが行われるため、国内小売関連を物色するのも面白そうだ。
■ドル・円は軟調、調整のドル売り継続
21日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、148円41銭から147円65銭まで値を切り下げた。米10年債利回りの低下で調整のドル売りが優勢となり、主要通貨は対ドルで小じっかりの展開に。一方、クロス円はドル・円に追随し、弱含んだ。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円65銭から148円41銭、ユーロ・円は161円85銭から162円42銭、ユーロ・ドルは1.0936ドルから1.0962ドル。
■後場のチェック銘柄
・ベースフード<2936>、ペルセウスプロテオミクス<4882>の、2銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはテルモ<4543>、同2位はキッコーマン<2801>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・NZ・10月貿易収支:-17.09億NZドル(9月:-24.25億NZドル←-23.29億NZドル)
【要人発言】
・スナク英首相
「歳入が増えている今、次の段階に入り、減税を目指すことができる」
・豪準備銀行・議事要旨
「基調インフレがこれまでの数カ月にわたり、予想よりも持続的だった」
「2025年までにインフレ目標内に収められないリスクで、政策調整が適切」
「さらなる金融引き締めが必要かどうか、今後のデータが見通しをどう変えるか」
<国内>
特になし
<海外>
特になし
<CS>
・日経平均は小幅続落、売買交錯し方向感のない展開
・ドル・円は軟調、調整のドル売り継続
・値下がり寄与トップはテルモ<4543>、同2位はキッコーマン<2801>
■日経平均は小幅続落、売買交錯し方向感のない展開
日経平均は続落。49.74円安の33338.29円(出来高概算6億7074万株)で前場の取引を終えている。
20日の米国株式市場のダウ平均は203.76ドル高(+0.58%)、S&P500は33.36ポイント高(+0.74%)、ナスダック総合指数は159.05ポイント高(+1.13%)とそれぞれ上昇。米感謝祭翌日のブラックフライデーや週明け月曜日のサイバーマンデーでの消費者の支出が、高インフレにもかかわらず過去最高規模に達するとの調査結果を受け、期待感から買い優勢の展開。その後もマイクロソフトの上昇が相場全体を一段と押し上げた。米株高を受け、日経平均も前日比65.12円高の33453.15円と小幅反発スタート。利益確定売りが出る一方で、押し目買いの動きも根強く、小幅の動きとなった。
個別では、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>など電気機器株が上昇し、日経平均を押し上げた。そのほか、KOKUSAI<6525>、JVCケンウッド<6632>、大崎電<6644>、サンケン電気<6707>、シャープ<6753>、東証スタンダードの全保連<5845>、ホテルニューグランド<9720>、テーオーHD<9812>、東証グロースのティアンドエス<4055>、Birdman<7063>、スポーツフィールド<7080>、GENDA<9166>などが値上がり率上位に並んだ。
一方、円安進行一服の影響でトヨタ<7203>、ホンダ<7267>、スズキ<7269>などの自動車株が続落。バークシャーの大量保有報告書が確認できなかった影響か、伊藤忠<8001>、豊田通商<8015>、三井物<8031>などの商社株も軟調。そのほか、GSユアサ<6674>、ヤマエグループHD<7130>、AZ丸和HD<9090>、東証スタンダードのアルメディオ<7859>、ギグワークス<2375>、東証グロースのWelby<4438>、アーキテクツSJ<6085>などが値下がり率上位に並んだ。
セクターでは、海運業、パルプ・紙、空運業などを筆頭に上昇。一方、輸送用機器、卸売、証券・商品先物取引などを筆頭に下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は54%、対して値下がり銘柄は42%となっている。
本日の東京市場は売り買い交錯し、方向感のない展開となっている。昨日は33年ぶりにバブル崩壊後の高値を更新したが、その後失速。日本株上昇の期待は高まっており、状況は整ってきたようにも見えるが、買いを持続させるために市場はもう一押しの材料を欲しているようにも見える。本日は米国で半導体大手エヌビディアの決算発表が予定されており、これを起爆剤とした動きに期待する見方も少なくない。エヌビディアは昨日の米国市場でさらに上場来高値を更新しており、本日の東京市場でも昨日のSOX指数上昇も支援材料に半導体銘柄が上昇している。エヌビディア決算への市場からの期待は既に相当高まっているようだ。
前述のエヌビディア決算を見極めたい動きや週末の休場などを見据えて後場も小動きとなりそうだが、日米長期金利低下を追い風にグロース250指数は本日も上昇基調が続いており、グロース銘柄へ視線を向けるのも一手だろう。今週末に控える米国のブラックフライデーにあわせ国内でもセールが行われるため、国内小売関連を物色するのも面白そうだ。
■ドル・円は軟調、調整のドル売り継続
21日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、148円41銭から147円65銭まで値を切り下げた。米10年債利回りの低下で調整のドル売りが優勢となり、主要通貨は対ドルで小じっかりの展開に。一方、クロス円はドル・円に追随し、弱含んだ。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円65銭から148円41銭、ユーロ・円は161円85銭から162円42銭、ユーロ・ドルは1.0936ドルから1.0962ドル。
■後場のチェック銘柄
・ベースフード<2936>、ペルセウスプロテオミクス<4882>の、2銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはテルモ<4543>、同2位はキッコーマン<2801>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・NZ・10月貿易収支:-17.09億NZドル(9月:-24.25億NZドル←-23.29億NZドル)
【要人発言】
・スナク英首相
「歳入が増えている今、次の段階に入り、減税を目指すことができる」
・豪準備銀行・議事要旨
「基調インフレがこれまでの数カ月にわたり、予想よりも持続的だった」
「2025年までにインフレ目標内に収められないリスクで、政策調整が適切」
「さらなる金融引き締めが必要かどうか、今後のデータが見通しをどう変えるか」
<国内>
特になし
<海外>
特になし
<CS>
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