■概況■1146.44、-67.21
5日(月)のマザーズ市場では、大きく値を崩す銘柄が相次いだ。このところ中小型株は主力大型株に比べ堅調に推移していたが、日経平均が連日で3ケタの下落となるなか、リスク回避目的の売りが強まったようだ。なお、マザーズ指数は大幅に3日続落、下落率は5%を超えた。売買代金は概算で1335.69億円。騰落数は、値上がり8銘柄、値下がり228銘柄、変わらず5銘柄となった。
◆注目銘柄◆
直近IPO銘柄のジェイテックコーポレーション<3446>が11%安。初値、その後の値動きともに強い動きだったが、マザーズ市況軟化を受けて急速に資金流出したようだ。Mマート<4380>は14%安。ほかにもGNI<2160>、メドレック<4586>、フィルカンパニー<3267>、総医研<2385>など下落率が2ケタに達する銘柄が相次いだ。マネーフォワード<3994>はストップ安水準で取引を終えた。主力株もSOSEI<4565>、PKSHA<3993>、サンバイオ<4592>、ミクシィ<2121>など軒並み軟調だった。
一方、足元人気のイグニス<3689>はプラスを確保した。業績観測が報じられ前週末ストップ高のテックポイント<6697>、株式分割実施を発表したラクス<3923>も堅調だった。また、オウチーノ<6084>は強い値動きが続き、マザーズ上昇率トップとなった。 なお、SERIOHD<6567>は上場2日目の本日、公開価格の約2.3倍となる初値を付けた。ただ、初値形成後はストップ安水準まで売られた。
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【4日ぶり大幅反発、地合い改善を受けて買い戻し】6日(火)
■概況■1186.62、+40.18
6日(火)のマザーズ市場では、米株高につれて日経平均が大幅反発するなか、相場全体の地合い改善を受けて主力株中心に買い戻しが入った。また、値動きの軽い小型の材料株・テーマ株に物色の矛先が向かったようだ。ただ、直近で株価急伸していた銘柄や直近IPO銘柄の一部で弱い動きも見られた。なお、マザーズ指数は4日ぶり大幅反発、売買代金は概算で998.66億円。騰落数は、値上がり205銘柄、値下がり33銘柄、変わらず4銘柄となった。
◆注目銘柄◆
メドレック<4586>、GNI<2160>、フィルカンパニー<3267>、総医研<2385>、SOSEI<4565>などが上昇。スギHD<7649>との業務資本提携を発表したメドピア<6095>は買い気配のままストップ高比例配分となった。また、テモナ<3985>、ALBERT<3906>、オンコリス<4588>などは10%超の大幅高だった。一方、イグニス<3689>がマザー売買代金トップで20%超安。このところVR(仮想現実)子会社の新サービスへの期待から買いを集めていた。直近IPO銘柄のジェイテックコーポレーション<3446>やSERIOHD<6567>、業績観測報道を受けて前週末から急伸していたテックポイント<6697>も大きく下落した。
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【反落、直近IPOのジェイテックCが急落】7日(水)
■概況■1180.87、-5.75
7日(水)のマザーズ市場では、売り先行となった。前日のNYダウは小幅に上昇したが、コーン国家経済会議委員長が辞任する意向と各メディアが伝えたことで円相場は1ドル105円台半ばへと円高に振れた。これにより売り先行となった相場全体の地合いを受けて、マザーズ銘柄にも売りが波及。一方で、好業績銘柄やテーマ株に対する物色意欲が根強いことから、売り一巡後はプラスに転じ、1200ptまでの戻りを試す展開もみられた。その後は今晩の米株安への警戒感から次第にポジション調整の動きが強まり、上値の重い展開となった。なお、マザーズ指数は反落、売買代金は概算で997.27億円。騰落数は、値上がり91銘柄、値下がり140銘柄、変わらず11銘柄となった。
◆注目銘柄◆
売買代金上位銘柄では、スギHD<7649>との業務資本提携を手掛かりに物色が続くメドピア<6095>が大幅上昇となったほか、総医研<2385>やメドレックス<4586>も上昇。一方で、直近IPO銘柄のジェイテックコーポレーション<3446>が11%安となったほか、イグニス<3689>やジーエヌアイ<2160>などはさえない動きに。
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【大幅反発、警戒感和らぎ買い戻し】8日(木)
■概況■1206.24、+25.37
8日(木)のマザーズ市場では、外部環境に対する警戒感が和らいだことを受けて、主力株を中心に買い戻しが広がった。また、このところ調整していた直近IPO銘柄やテーマ株などにも押し目買いが入り、マザーズ指数は堅調に推移した。なお、マザーズ指数は大幅反発、売買代金は概算で932.23億円。騰落数は、値上がり188銘柄、値下がり49銘柄、変わらず5銘柄となった。
◆注目銘柄◆
直近IPO銘柄のジェイテックコーポレーション<3446>がマザーズ売買代金トップで大幅反発。再生医療学会でのヒトiPS細胞培養についての発表予定が材料視され、一時ストップ高を付けた。また、国内運用会社の大量保有報告書提出が材料視されたFringe81<6550>はストップ高水準で取引を終えた。その他、イグニス<3689>、ASJ<2351>、SERIOHD<6567>、SOSEI<4565>、UNITED<2497>などが上昇し、総医研<2385>やマネーフォワード<3994>は10%超高となった。
一方、直近で株価急伸していたメドピア<6095>は反動安。フィルカンパニー<3267>や中村超硬<6166>も小安い。また、コラボス<3908>などがマザーズ下落率上位に顔を出した。
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【続伸、朝高後は手仕舞い売りで失速】9日(金)
■概況■1209.68、+3.44
9日(金)のマザーズ市場では、米通商政策に対する懸念後退で日経平均が続伸スタートしたことにつれ、買いが先行した。しかし、日経平均が前場に一時500円を超える上昇となるなか、マザーズ指数は寄り付き直後を高値に伸び悩んだ。主力大型株への資金シフトに加え、米雇用統計の発表を控えた週末のため、ポジション手仕舞いの売りも出たようだ。なお、マザーズ指数は続伸、売買代金は概算で1008.87億円。騰落数は、値上がり161銘柄、値下がり67銘柄、変わらず15銘柄となった。
◆注目銘柄◆
マザーズ売買代金トップのメドピア<6095>、総医研<2385>、イグニス<3689>、メドレック<4586>などが上昇。ただ、メドピアなどは買い一巡後に失速した。一部報道を受けて無人レジ関連のサインポスト<3996>が大きく買われる場面もあった。また、ロードスター<3482>やエルテス<3967>は10%超の大幅高となった。エルテスは仮想通貨関連メディア運営のインロビと資本業務提携すると発表している。
一方、前日買われた直近IPO銘柄のジェイテックコーポレーション<3446>は急反落。フィルカンパニー<3267>、サイバーダイン<7779>、ベイカレント<6532>なども下げた。また、イスラエル企業から導入した遺伝子治療薬の試験結果がマイナス視されたナノキャリア<4571>はストップ安となった。
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