大引けの日経平均は前日比42.50円高の27820.40円となった。東証プライムの売買高は10億6925万株、売買代金は2兆6402億円だった。セクターでは鉄鋼、鉱業、空運業などが上昇。一方、海運業、電気・ガス業、水産・農林業などが下落した。東証プライムの値上がり銘柄は全体の33%、対して値下がり銘柄は61%となった。
個別では、エーザイ<4523>、資生堂<4911>、ファナック<6954>、レーザーテック<6920>、ダブル・スコープ<6619>、NRI<4307>、SMC<6273>が高く、日本製鉄<5401>など鉄鋼株、住石HD<1514>など石炭関連株、住友鉱<5713>など非鉄株、JAL<9201>など空運株が上げた。先週末の米株式市場でボーイングが787型機の受注を手掛かりに株価が上昇したことからジャムコ<7408>など航空機関連株の一角も底堅く推移した。個別の材料では、投資事業などを行うBSPグループ2社と業務提携したと発表したJエスコムHD<3779>、堅調な月次売上高を発表したサイゼリヤ<7581>、11月の月次売上高が低調だったが12月の販売回復が期待されたファーストリテ<9983>が堅調だった。
一方、オリンパス<7733>、第一三共<4568>、武田薬<4502>、デンソー<6902>、日立<6501>、キヤノン<7751>、キーエンス<6861>、任天堂<7974>、信越化<4063>、NTT<9432>
が安く、東電力HD<9501>など電力株、東ガス<9531>などガス株、商船三井<9104>など海運株、日産自<7201>など自動車株、みずほ<8411>など銀行株、三井不<8801>など不動産株、ニッスイ<1332>など水産株が下げた。個別の材料では、上半期利益が予想を下回ったアインHD<9627>、低調な第1四半期決算を発表したティーライフ<3172>、業績見込みを下方修正したファースト住建<8917>が軟調だった。 <FA>
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