タキロンＣＩ、非開示だった今期経常は4％減益、未定だった配当は20円実施

　タキロンシーアイ <4215> が10月23日後場(14:20)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比4.1％減の73億円に減る見通しと発表した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を10円(前年同期は13円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も10円実施する方針とした。年間配当は前期比17円減の20円に減配となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染拡大に伴う、国内外の経済活動の停滞や、消費者の行動変化による影響が不確定であるため、事業活動への影響を合理的に算定することは困難であると判断し未定としておりましたが、各国における行動制限の緩和や経済活動再開の動きも見え始めていることから、現時点で入手可能な情報や予測等に基づき連結業績予想を算定いたしましたので公表いたします。　なお、今後の見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症の終息の見通しは不透明であり、下半期においても継続すると予想しております。当社グループにおきましては売上拡大、原価低減や固定費削減を一層取り組むことで、業績の回復に努めてまいります。

　　当社は、株主様への還元策として、中期経営計画期間中（2019年３月期～2021年３月期）は、特殊損益を除いた利益の40％を目安として配当する方針としております。　2021年３月期の配当予想につきましては、業績予想と同様に未定としておりましたが、上記の配当方針および今回算定した2021年３月期業績予想を勘案し、中間配当予想および期末配当予想をそれぞれ１株につき10円とし、年間20円を予想としております。