日経平均;29743.48;+46.85TOPIX;1961.03;+6.69
[寄り付き概況]
7日の日経平均は46.85円高の29743.48円と反発して取引を開始した。前日6日の米国株式市場は反落。ダウ平均は96.95ドル安の33430.24ドル、ナスダックは7.21ポイント安の13698.38で取引を終了した。史上最高値付近での利益確定売りが優勢となり、寄り付き後、下落。良好な雇用関連指標を受けて一時上昇する局面もあったが、ダウは終日軟調に推移した。長期金利の低下でナスダック総合指数は底堅く推移したが引けにかけ、下落に転じた。
米国株安を受けた今日の東京株式市場だが、寄り付き段階では買いが先行した。引き続き、ワクチン普及による経済正常化への期待感が株価支援要因となった。また、昨日の日経平均が400円近く下落した後ということで押し目買いも入りやすかった。一方、国内で新型コロナ変異種の感染が拡大していることが懸念され、また、外為市場で1ドル=109円80銭前後と昨日15時頃に比べ30-40銭ほど円高・ドル安に振れたことも株価の重しとなり、寄り後、日経平均は一時マイナスに転じた。今日は、表示灯<7368>が東証2部に、ファブリカコミュニケーションズ<4193>がジャスダックにそれぞれ上場した。
セクター別では、輸送用機器、建設業、非鉄金属、不動産業、金属製品などが値上がり率上位、医薬品、空運業、陸運業、化学、石油石炭製品などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、トヨタ<7203>、富士通<6702>、NEC<6701>、TDK<6762>、SUMCO<3436>、大東建託<1878>、SBI<8473>、7&iHD<3382>などが上昇。他方、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、武田薬<4502>、キーエンス<6861>、JR東海<9022>、信越化<4063>、ANA<9202>、花王<4452>、第一三共<4568>などが下落している。
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