■押し目狙いのスタンスに
■キユーピー、 3Q営業利益 123.5%増 298億円
■前場の注目材料:東京センチュリー、 航空機に1兆円、リース用120機調達、旅客需要拡大で積極投資
■押し目狙いのスタンスに
4日の日本株市場は、こう着感が強まる可能性はあるが、押し目買い意欲の強い相場展開が期待される。3日の米国市場はNYダウが184ドル安、ナスダックは6ポイント安だった。ISM非製造業景況指数が予想以上に上昇したため、景気見通し改善を手掛かりに買われる場面もみられた。ただし、バイデン米大統領がイスラエルのイラン報復を巡り、石油施設攻撃の可能性を示唆すると、原油高や地政学的リスク上昇を警戒した売りが重荷となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比25円高の38625円。円相場は1ドル146円80銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、小動きで始まることになりそうだ。地政学リスクへの警戒から積極的な売買は手控えられるほか、4日発表の9月の米雇用統計の結果を見極めたいところでもあり、トレンドの出にくい相場展開になりそうである。特に中東情勢を巡る報道をきっかけに、先物主導で大きく変動する可能性があるため、短期的な売買が中心になりやすいと考えられる。
一方で、米国ではエヌビディアが3%を超える上昇で再び75日線を上回ってきた。足もとで調整が続いていたマイクロン・テクノロジーも買われており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の支援材料になりそうである。また、地政学リスクの高まりから原油先物相場が急伸しており、資源株のほか防衛関連株などへも短期的な値幅取り狙いの資金が集中しやすいだろう。
日経平均株価は25日、200日線が支持線として意識されるなか、昨日の反発で75日線を上回ってきた。同線が位置する38260円辺りが支持線として機能すると考えられ、調整局面においては押し目狙いのスタンスに向かわせそうである。もっとも、積極的な上値追いの流れにはなりづらいことから、短期的なトレードが中心になるとみておきたい。
■キユーピー、 3Q営業利益 123.5%増 298億円
キユーピー<2809>が発表した2024年11月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比7.4%増の3609億1100万円、営業利益は同123.5%増の298億1500万円だった。売上高は、海外の持続的な成長に加え、国内の基幹商品を中心とした調味料・惣菜の販売回復および価格改定による単価上昇などにより増収となった。営業利益は、タマゴ商品の販売増加および主原料高騰影響の緩和、海外での成長に伴う利益拡大などにより増益となった。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(38552.06、+743.30)
・1ドル=146.80-90円
・シカゴ日経先物は上昇(38625、大阪比+25)
・SOX指数は上昇(5125.21、+26.01)
・米原油先物は上昇(73.71、+3.61)
・米国のインフレ沈静化期待
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・東京センチュリー<8439>航空機に1兆円、リース用120機調達、旅客需要拡大で積極投資
・TOPPANHD<7911>組織横断定着、主要3社シナジー、売上高200億円の貢献狙う
・ソフトバンクG<9984>孫会長兼社長が予測、「超知性」10年以内に実現
・UBE<4208>独ランクセスのウレタン事業を736億円で買収
・富士通<6702>米スーパーマイクロ協業、AI基盤、省電力・高性能化
・三井住友FG<8316>EV電池再利用、官民で制度整備、10年で国内循環実現へ
・トヨタ自<7203>愛知県、取引純増へ支援、愛知中小×トヨタG商談会
・愛知製鋼<5482>耐候性を大幅向上、ネオジム系磁石の新製品サンプル
・日本精機<7287>屋外用プロジェクター開発、道路・車に誘導表示
・住友重<6302>広島に事業所開設、バイオ発電・環境設備保守
・NEC<6701>サイバー対策を伴走支援、専門家が責任者を補助
・三菱ケミカルG<4188>樹脂提案加速、3Dプリンター用
・四国電力<9507>社長・宮本喜弘氏、電気・非電気の両輪で成長
・三菱地所<8802>新大手町ビル刷新、気候テック拠点新設
・三井不動産<8801>東京電力EPとオフサイトPPAで提携、再生エネ電力供給
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