大引けの日経平均は前日比271.12円高の28362.17円となった。東証1部の売買高は11億
6898万株、売買代金は2兆5772億円だった。業種別では、非鉄金属、輸送用機器、陸運業が上昇率上位だった。一方、医薬品、証券、その他製品など5業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の79%、対して値下がり銘柄は17%となった。
個別では、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、村田製<6981>、東エレク<8035>
などが堅調で、米音楽出版会社の買収を発表したソニー<6758>は3%の上昇。ルネサス
<6723>は半導体業界再編の思惑から6%超上昇した。決算発表銘柄ではローム<6963>などが買われ、デンソー<6902>と資生堂<4911>は7%の上昇。また、チタン工<4098>やレシップHD<7213>はストップ高水準で取引を終えた。一方、売買代金トップの任天堂<
7974>は朝高後に伸び悩み、小反落となった。今期業績予想を上方修正したが、材料出尽くし感が広がったようだ。レーザーテック<6920>も好決算ながらさえない。京セラ<
6971>は決算が嫌気されて軟調で、今期見通しが物足りないと受け止められた大塚商会
<4768>は急落。また、丸和運輸<9090>などが東証1部下落率上位に顔を出した。
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