東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1100を超え、全体の7割近くを占めた。セクター別では、卸売、保険、小売、銀行など8業種が上昇。一方、鉱業、電気ガス、医薬品、化学など24業種が下落し、非鉄金属は変わらず。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>、アドバンテス<6857>が堅調だった半面、信越化<4063>、ファーストリテ<9983>、中外薬<4519>、ダイキン<6367>が軟調だった。
前日の米国市場は。ウォラー米連邦準備制度理事会(FRB)理事発言を受け、早期の利下げ期待が後退するなか、米長期金利の上昇が重荷となって主要株価指数が下落した。ただ、エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズが強い値動きとなり、SOX指数は1.3%超上昇した。
これを受け、東京市場でもリスク選好ムードが強まり、日経平均の上げ幅は一時600円を超えた。また、「米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が国内大手商社5社への出資比率を高めている」と米誌が報じたことも投資家心理を向上させたようだ。ただ、「中国・上海市場に上場している日本株上場投資信託(ETF)の売買が一時停止された」と伝わると、短期筋と見られる仕掛け的な売りが膨らみ、日経平均はマイナスに転じる場面もあった。
年初からの株価急上昇で短期的には値幅調整局面が不可欠だろうが、日本株の上昇基調の流れは変わらないとの見方が多い。一方、米国では今夜、昨年12月の小売売上高や鉱工業生産などの経済指標の発表が予定されている。市場予想より弱い内容になれば、景気減速への警戒感からドル売りが強まり、株式市場にはネガティブに作用する可能性があるだけに、経済指標を受けて米国市場の動きを確認したいところだ。
<CS>
この銘柄の最新ニュース
信越化のニュース一覧- ADR日本株ランキング~高安まちまち、シカゴは大阪比比変わらずの38650円~(訂正) 今日 07:19
- 【↓】日経平均 大引け| 小反落、米雇用統計を控え様子見姿勢が強まる (6月7日) 2024/06/07
- 日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は小幅反落、アドバンテストや塩野義薬が2銘柄で約72円分押し下げ 2024/06/07
- 日経平均7日大引け=反落、19円安の3万8683円 2024/06/07
- 14時の日経平均は98円安の3万8605円、アドテストが47.86円押し下げ 2024/06/07
マーケットニュース
信越化学工業の取引履歴を振り返りませんか?
信越化学工業の株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。