大引けの日経平均は前日比483.34円安の32781.54円となった。東証プライム市場の売買高は15億8845万株、売買代金は4兆4312億円だった。セクターでは卸売、非鉄金属、輸送用機器が下落率上位に並んだ一方、電気・ガス、食料品のみが上昇した。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の79%、対して値上がり銘柄は18%だった。
個別では、前日ストップ安まで売られたソシオネクスト<6526>が乱高下の末に続落。序盤は堅調だったアドバンテスト<6857>やディスコ<6146>の半導体株も小幅ながら下落となった。これまで強かった三菱商事<8058>、丸紅<8002>、三井物産<8031>の商社は軒並み大幅安。ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、信越化学<4063>の値がさ株のほか、神戸製鋼所<5406>、住友鉱山
<5713>、コマツ<6301>、INPEX<1605>、三菱UFJ<8306>、デンソー<6902>、川崎重工<7012>の景気敏感株、TDK<6762>、イビデン<4062>、ファナック<6954>などのハイテク株が全般安い。インフォマート<2492>、ベイカレント<6532>、インソース<6200>のグロース株は大幅安となった。
一方、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>の半導体株の一角が上昇。7&I-HD<
3382>、エーザイ<4523>、JAL<9201>、JR東日本<9020>などディフェンシブ系の一角は堅調。柏崎刈羽原発の再稼働を巡る報道を受けて東京電力HD<9501>が大幅高となり、九州電力<9508>は目標株価引き上げが材料視された。力の源HD<3561>は国内証券の新規買い推奨が手掛かりとされ急伸した。東証スタンダード市場では、中期軽経営計画を発表したSHINKO<7120>が大幅に上昇した。
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