急伸。SMBC日興証券では投資判断「1」を継続で、目標株価を2600円から2800円に引き上げている。産業機械事業の収益性前提を上方修正、20年3月期営業利益を216億円から230億円に上方修正、会社計画190億円は保守的としている。また、新しい生産ライン受注実現見込みなどにより、足元で大きく減少していた中国セパレータメーカー向けフィルム・シート装置の受注も今後は徐々に回復するものと予想。
三城HD<7455>:310円(+42円)
急伸。前日に発表した自社株買いの実施が好感されている。発行済み株式数の0.98%に当たる50万株、1.5億円を上限としており、取得期間は9月5日から12月30日までとしている。同社の自社株買いは17年2月から12月にかけて50万株超の取得を実施して以来となる。自社株買いの規模は限定的であるが、株価が安値圏にあり、信用取組なども大幅な売り長状態となっていることから、ポジティブな反応が強まる形にも。
MRT<6034>:846円(+26円)
大幅に5日続伸。8月15日に決定した自社株買いについて、同月31日までに2万9900株(2437万6500円)を取得したと発表している。11月29日までの取得予定株数は上限19万株(1.50億円)で、今後も自社株取得が続くとの見方から買いが入っている。「オンライン診療ポケットドクター」が国立国際医療研究センター国府台病院(千葉県市川市)で臨床研究ツールに採択されたと3日に公表したことも引き続き株高要因になっているようだ。
コラボス<3908>:746円(+21円)
急伸。LINE<3938>が提供する法人向けサービスの「LINE Account Connect」とコラボス<3908>のコールセンター向けクラウド型顧客情報管理システム「COLLABOS CRM」との連携開発が完了し、製品としての認定も終えたと発表している。準備が整い次第、リリースする予定。連携により、企業は自社のLINE公式アカウントへの顧客からの問い合わせに対し、「COLLABOS CRM」の操作画面上で対応できるようになる。
カカクコム<2371>:2462円(-142円)
急落。日経平均新規採用候補の一つとみられていた銘柄だが、採用見送りとなったことで、失望売りが優勢になっている。採用期待も併せて、8月以降の上昇率は一時18%程度にまで達していた。同社のほか、任天堂<7974>やZOZO<3092>なども採用見送りによる失望売りが先行とみられる。一方、除外候補で継続採用となった日本化薬<4272>には買いが先行する展開に。
ヤフー<4689>:285円(+4円)
続伸。前日に発表した自己株式の消却が好材料視されている。消却する株式数は発行済み株式数の27.5%に当たる18億4227万3100株、消却予定日は9月30日としている。一株当たりの価値に変化はないものの、将来的な売り出しによる希薄化や需給悪化につながるリスクが消滅することになり、株主還元の一環としてポジティブに捉える動きが優勢に。
エムスリー<2413>:2486円(+254円)
急伸で年初来高値を更新。前日に日経平均の定期入れ替えが発表され、同社の新規採用、並びに東京ドームの除外が決定している。9月30日の大引けでインデックスリバランスが発生し、大和証券では約28日分の買いインパクトが発生すると試算している。インデックス買い需要を先取りする動きが優勢となっている。新規採用候補銘柄は複数あったが、なかでも同社を有力視する声は多かったようだ。一方、除外となった東京ドーム<9681>は売り気配スタートに。
TDSE<7046>:3070円(+144円)
大幅に3日ぶり反発。GPUコンピューティング機器の製造販売などを手掛けるGDEPアドバンス(東京都港区)と連携し、ディープラーニングビジネスの成長を最適に促進させることを目的に「Deep Learning基礎講座」を提供すると発表している。ディープラーニングの基礎などを学ぶほか、AI専用アプライアンスシステム「NVIDIA DGXシリーズ」や「Deep Learning BOX」のビジネスでの活用事例も紹介する。
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