25年3月期の業績計画の売上高は67億円、経常利益は5億円。27年3月期の目標の売上高は85億円、経常利益は9億円、利益率は2.4%増、ROICは7.0%、配当は年10円とする。(いずれも連結)
方針として、成長路線は継続するも、前期の売上高未達を反映。また収益性向上施策を優先し、連結ベースでのコスト削減(グループ内再編等)、既存事業の再構築(適正価格での提供等)、新規事業の早期収益化を図る。
グループの重点課題として、(1)新事業ポートフォリオの推進:18歳人口減少に備え、大学入試の一時点に留まらず、個人のキャリア形成を支援するサービスの開発及び早期収益化をすすめる。(2)グループシナジーの具体化:グループ内再編を視野に入れた連結ベースでのコスト削減、「UCARO(R)」保有データのグループ内活用による売上向上。(3)M&A・アライアンスの推進:成長戦略の早期実現に向け、不足する経営資源を外部接点強化により獲得、子会社においても、人材獲得・販路拡大を主目的としてM&Aを実施。また(2)(3)の補足として同社グループの将来像に新規サービス創出やM&Aでさらなる成長を図りつつ、子会社の統合等により経営効率化を実現することを掲げている。
また、キャピタルアロケーション方針として、財務基盤の健全性は維持ししつつ、成長投資を行うため、3年間で30億円規模の投資枠を設ける。内訳は、(1)次世代サービス創出に関連する投資が約5億円、(2)M&Aへの投資が約8億円、(3)既存事業の収益性改善に資する投資が約17億円を計画する。なお、安定的かつ継続的な配当・株主優待は堅持する。
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