オープンシステム基盤事業の売上高は前年同期比12.0%増の71.65億円、セグメント利益は0.62億円(前年同期は0.20億円の損失)となった。半導体不足の解消に伴い、ハードウェアの需給が緩和し、オンプレミス向けの製品・サービスが復調傾向となった。この結果、Red Hat Enterprise LinuxをはじめとするRed Hat, Inc.関連商品は順調な増収となった。また、主力自社製品である「LifeKeeper」はオンプレミス向けの復調に加え、クラウド向けも伸長したことから堅調な増収となった。
アプリケーション事業の売上高は同5.7%増の45.26億円、セグメント損失は2.66億円(前年同期は4.55億円の損失)となった。金融機関向け経営支援システム販売は減収となった。一方、システム開発・構築支援はAPI関連や証券系業務システムの案件が増加したことにより好調な増収となった。また、「Gluegentシリーズ」も順調な増収となった。利益面では、人件費の増加、MedTech事業を中心とした新製品・サービスへの投資強化により費用が増加したものの、増収により前年同期比では赤字縮小となった。
2023年12月期通期の連結業績予想については、引き続き事業構造改革を実行中であり、現時点で合理的に算定することが困難であることから、非開示としている。今後、合理的な算定が可能となった時点で速やかに公表するとしている。
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