大引けの日経平均は前日比107.41円高の27509.46円となった。東証プライム市場の売買高は13億9667万株、売買代金は3兆2175億円だった。セクターでは精密機器、証券・商品先物、電気機器が上昇率上位となった一方、鉱業、パルプ・紙、電気・ガスが下落率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の33%、対して値下がり銘柄は62%だった。
個別では、米ハイテク株高を受けてTDK<6762>、キーエンス<6861>、リクルートHD<6098>、エムスリー<2413>、SHIFT<3697>、マネーフォワード<3994>などが大きく上昇。
ダイキン<6367>、HOYA<7741>などの値がさ株も堅調。業績予想の上方修正と期末配当の実施を発表したソニーG<6758>は大幅高。空運では、業績上方修正のANAHD<9202>が買われた一方、業績下方修正となったJAL<9201>は大幅安で明暗が分かれた。
決算が好感されたところでは、日本酸素HD<4091>が大幅高となり、栗田工業<6370>、武田薬<4502>、中外製薬<4519>、三菱電機<6503>なども高い。愛三工業<7283>は業績上方修正と増配を受け急伸。業績予想を下方修正もあく抜け感が強まった村田製<6981>も大幅高。ヤフー、LINEとの合併を発表したZHD<4689>、業績予想の据え置きが安心感につながったNTN<6472>がそれぞれ急伸。ニフコ<7988>は好決算と自社株買いを受けて後場から買われた。海運では業績予想を下方修正した郵船<9101>が売られた一方、営業利益予想を上方修正し、増配を発表した川崎汽船<9107>は大幅高となった。
他方、減益決算が嫌気されたKDDI<9433>、業績予想を下方修正したパナソニックHD<
6752>、イビデン<4062>、コナミG<9766>、メンバーズ<2130>が下落。増益決算も評価に繋がらなかったローム<6963>、三菱自<7211>、システナ<2317>も下落。営業増益率が鈍化したフジミインコーポ<5384>、営業利益予想を下方修正したマンダム<4917>なども大きく売られた。業績予想を下方修正した日本コークス<3315>、愛知製鋼<5482>
は後場から急落した。
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