も大幅高。こうした流れを引き継いで日経平均は204.13円高でスタートすると、企業の好決算も追い風に27500円を回復。戻り待ちの売りが根強く一時失速する場面もあったが、香港ハンセン指数の上昇などを支えに再度騰勢を強めると、再び27500円台に乗せた。後場はトヨタ自<7203>の決算を期待した先回り買いから一段高で始まり、一時2
7633.10円(348.58円高)まで上昇。トヨタの決算発表後は上げ幅を縮める場面が見られたが、その後も高値圏での堅調推移が続いた。
大引けの日経平均は前日比295.35円高の27579.87円となった。東証1部の売買高は15億0267万株、売買代金は3兆3825億円だった。セクターでは精密機器、鉄鋼、ガラス・土石製品などが上昇率上位に並んだ一方、鉱業、石油・石炭製品、食料品などが下落率上位に並んだ。東証1部の値上がり銘柄は全体の71%、対して値下がり銘柄は25%となった。
個別では、SOX指数高を受けてレーザーテック<6920>、ルネサス<6723>、ディスコ<6146>が大幅高。リクルートHD<6098>、オリンパス<7733>、HOYA<7741>などグロース株も大きく上昇。川崎汽船<9107>や日本製鉄<5401>、丸紅<8002>などの景気敏感株も堅調、業績予想を上方修正した日産自<7201>が大幅高となり、デンソー<6902>なども買われた。決算が好感されたところでは、JFEHD<5411>、AGC<5201>、IHI<7013>が急伸し、日本CMK<6958>はストップ高、シマノ<7309>、ジェイリース<7187>なども急騰した。トヨタ自は通期経常利益を上方修正した一方、営業収益を下方修正し、決算発表後に上げ幅を縮めた。
一方、原油先物価格の下落を受けINPEX<1605>やENEOS<5020>が下落、NTT<9432>、KDDI<9433>、7&I-HD<3382>、第一三共<4568>など内需系の一角も軟調。業績予想を再び下方修正した太平洋セメント<5233>が大きく下落し、そのほか決算が失望感を誘ったところではデジハHD<3676>、BEENOS<3328>、レノバ<9519>、ポピンズHD<7358>などが値下がり率上位に並んだ。
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