東京株式(前引け)=小幅続伸、円高も押し目買いニーズ強く売りを吸収
きょう前場の東京株式市場は、朝方は為替の円高などを受けて主力株中心に売りに押される展開で始まったが、売り一巡後は押し目買いが入りプラス圏に切り返す展開となった。月替わりから国内機関投資家のスタンスが変わり、きょうも押し目に買いを入れているとの観測が出ていた。騰落レシオなどテクニカル面では過熱感はあるものの、時価総額の高い銘柄を中心に買い意欲が強く、全体相場を支えている。
個別では、売買代金トップの任天堂<7974.T>が上昇、売買代金2位のソフトバンクグループ<9984.T>も人気で新値街道を走る展開。フォーカスシステムズ<4662.T>は3日連続のストップ高、ハーツユナイテッドグループ<3676.T>、ローツェ<6323.T>なども値を飛ばしている。半面、トヨタ自動車<7203.T>が安く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも冴えない。T&Dホールディングス<8795.T>も下落した。ここ急騰が続いていたエムアップ<3661.T>が利益確定売りにストップ安に売られ、enish<3667.T>も大幅安。東邦亜鉛<5707.T>、三菱マテリアル<5711.T>などの下げも目立つ。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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