1. 既存事業での成長ドライバーは再生可能エネルギー事業
既述のようにプロスペクト<3528>は様々な事業を展開しているが、マンション事業、注文住宅、建設(推進)事業などは安定的にキャッシュ・フローを生み出すものの、日本国内において飛躍した成長が期待できる事業ではなく、むしろ景気変動に左右される循環的(シクリカル)事業であることから今後大きな成長をけん引する事業とは言えない。
その一方でFITを利用したソーラー事業やバイオマス発電事業は長期にわたりキャッシュ・フローが見込める事業であり、ソーラー事業に代わってバイオマス発電事業は日本において今後大きな成長分野となることが見込まれ、その燃料の材料としてペレットを供給することは既存事業と同等以上の成長が見込めると思われる。
2. M&Aも積極的に行う
もう1つ同社の成長を支えるのはM&A戦略である。過去にも注文住宅や建設関連でのM&Aを実行しており、今後も同社の投資(出資)基準に適する案件が出た場合には、積極的に対応する計画だ。資金についても、自己資金、借入れ、株式交換、新株発行など最適と思われる方法で対応する予定だ。
■株主還元策
株主還元策は今後の業績動向によって機敏に対応する方針
同社は株主還元策として配当を実施しているが、特に基本方針は定めていない。前期(2018年3月期)は年間4円の配当を行ったが、今期(2019年3月期)については、現時点では年間3円を予定している。ただし経営陣は、今後の業績動向によって配当は機敏に対応していくと述べている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<NB>
この銘柄の最新ニュース
ミライベートのニュース一覧- 今週の【重要イベント】米ISM製造業景況指数、FOMC、米雇用統計 (1月30日~2月5日) 2023/01/29
- 来週の【重要イベント】米ISM製造業景況指数、FOMC、米雇用統計 (1月30日~2月5日) 2023/01/28
- 出来高変化率ランキング(13時台)~東京通信、シダックスなどがランクイン 2023/01/20
- 出来高変化率ランキング(10時台)~富士通ゼ、シダックスなどがランクイン 2023/01/20
- 出来高変化率ランキング(9時台)~ユーグレナ、平和堂などがランクイン 2023/01/20
マーケットニュース
- 14時の日経平均は316円安の3万9217円、アドテストが104.43円押し下げ (11/12)
- 13時の日経平均は153円安の3万9380円、アドテストが101.01円押し下げ (11/12)
- 清水建が後場急騰、今期業績・配当予想を増額し上限3.73%の自社株買い発表 (11/12)
- ブレインPがS高カイ気配、第1四半期好スタート (11/12)
おすすめ条件でスクリーニング
ミライノベートの取引履歴を振り返りませんか?
ミライノベートの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。