北米は近年の資源開発ブームで収益の柱に成長!「ゴールドラッシュ」で儲かったのは道具を提供した企業?
ゴムや合成樹脂製品が主体で、北米での産業用ポンプが収益源になっています。
産業用ポンプと一括りにしても、水道ホースやガソリン注入ホースなど用途は様々ですが、注目すべきは「シェールガス掘削ホース」でしょう。
1850年ごろ米国で起こったゴールドラッシュでは、本当に儲けた人は金を掘り当てた当人ではなく、シャベルなど道具を売った人たちという逸話があります。また、ジーンズの代名詞「リーバイス」も、採掘ワーカーの作業着として大ヒットしたという経緯があるそうです。
かつてはエネルギーの最大の輸入国だった米国は、シェールガスの採掘拡大によって、2017年ごろにも天然ガスの純輸出国へ転換するというシンクタンクの予想もでております。。
ウクライナ情勢が緊迫化する中で、エネルギー政策は重要性を増しています。米国だけでなく欧州でも、ロシアへのエネルギー依存度を下げるため、ポーランドのようにシェールガス開発事業者に税制上の優遇措置の適用を決定した国もあります。
ヨーロッパの小国ウクライナをめぐる政治的駆け引きは、日本企業にとっても対岸の火事ではなさそうですね。
また、「置床式低床弾性床」や「陸上トラックのゴムシート状全天候舗装材」、「ロングパイル人工芝」などスポーツ施設も手がけている『オリンピック関連』の事業も手掛けている点でも、今後の成長に期待しています。 小野山 功