トラスト、前期経常を12％下方修正

　トラスト <3347> [東証Ｓ] が5月1日大引け後(16:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の28億円→24.6億円(前の期は19.1億円)に12.0％下方修正し、増益率が46.3％増→28.8％増に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の9.9億円→6.5億円(前年同期は11.6億円)に33.8％減額し、減益率が15.1％減→43.8％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年３月期通期の個別業績につきましては、第２四半期時点ではバングラデシュをはじめとするBtoB販売が引き続き堅調に推移し、また前年3月より急激に変動した為替相場が引き続き同水準で推移すると見込んだため、11月4日に業績予想の修正を公表しました。　しかしながら、為替相場は11月より円高方向に進行し、またウクライナ侵攻に起因したバングラデシュ政府の外貨流出防止政策によりバングラデシュ向け販売が大幅に減少し、その減少分を他輸出国で補填するに至らなかったことから、上記のとおり個別予想を修正いたします。　2023年３月期通期の連結業績につきましては、レンタカー事業、海外自動車ディーラー事業は通期では堅調であったものの、中古車輸出事業が個別業績予想の修正理由のとおり下期が計画を下回る見込みとなったため、現在監査中ではありますが、連結予想につきましても上記のとおり修正いたします。　なお、期末配当予想につきましては、当初予定の２円のまま変更しない予定であり、５月12日の決算発表時にあわせて正式決議する予定です。(注)　本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、発表日現在において当社が入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づき作成したものであり、今後様々な要因により予想数値とは異なる可能性があります。