グローバル社、非開示だった今期経常は黒字浮上、未定だった配当は無配継続

　ＴＨＥグローバル社 <3271> が11月5日大引け後(15:00)に決算を発表。22年6月期第1四半期(7-9月)の連結経常利益は前年同期比26.0％減の0.7億円に減った。
　しかしながら、併せて非開示だった通期の業績予想は連結経常損益が3.1億円の黒字(前期は30.8億円の赤字)に浮上する見通しを示した。

　同時に、従来未定としていた今期の上期配当を見送るとし、従来未定としていた下期配当も見送る方針とした。年間配当は無配継続となる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の3.1％→3.6％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　これまで未定としておりました2022年６月期の業績予想につきまして、現時点で入手可能な情報に基づき業績予想を算定いたしましたので、公表いたします。これまで、マンション事業、ホテル事業、戸建事業の３本を主軸に事業を行ってまいりましたが、今後は、分譲マンション事業と収益物件事業の２本柱を主軸に変更し、積極的に仕入販売を行うことを主要因とし、2022年６月期通期業績予想につきましては、売上高25,644百万円、営業利益1,274百万円、経常利益317百万円、親会社株主に帰属する当期純利益259百万円と黒字化を見込んでおります。

　業績予想については、黒字化を見込んでおりますが、当グループ全体での財政状態の健全化を図るため、当期配当につきましては無配とさせていただきます。