カメラ事業の売上高は前年同期比14.7%増の175.91億円、セグメント利益は同17.5%増の20.72億円となった。当第2四半期累計期間においては、動画配信を中心としたコンテンツの拡充に注力した。カメラ事業部ではYouTubeを中心に動画の制作や配信を行う「コンテンツクリエイト部」を新設、映像制作の実務経験を持つ人材を複数名配属し、これまで獲得できていなかった若年層視聴者の獲得が進んでいる。また、「AIMD」の改良によって、カメラ製品の販売・買取価格の変更回数をこれまでの1.2倍に増やしたことで、顧客の購買動機を高めることができ、売上高、売上総利益の拡大を図ったことで、増収増益となった。
時計事業の売上高は同12.2%減の51.54億円、セグメント利益は同41.5%減の1.87億円となった。前年度を通じて継続していた高級時計価格の相場下落は一服し、利益を確保しながら商品の販売を行うことができている。当第2四半期累計期間は減収減益であるものの、6月以降売上が回復したことで、第2四半期の3カ月間は前年同期比で増収に転じている。
筆記具事業の売上高は同2.9%減の2.07億円、セグメント利益は同61.2%増の0.25億円となった。当第2四半期累計期間においては、メーカーとの協業によるオリジナル商品・限定モデルの売れ行きは好調だったが、新品の販売は低調となった。中古品は高価格帯商品の売れ行きが堅調で、販売単価も上昇した。利益面については、適切な販売価格の設定による売上総利益率の改善によって増益となった。
自転車事業の売上高は同6.9%減の4.27億円、セグメント利益は同39.7%減の0.18億円となった。新型コロナウイルス感染症拡大における生活スタイルの変化と、健康志向に伴う自転車需要の高まりも一巡したことに加え、当第2四半期累計期間は円安による完成車価格の高騰等を通じ、販売の勢いは鈍化した。免税売上も低調な推移となり、減収減益となった。
2024年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比9.7%増の500.28億円、営業利益が同26.8%増の31.22億円、経常利益が同26.8%増の30.92億円、当期純利益が同25.7%増の21.33億円とする期初計画を据え置いている。
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