日経平均株価
始値 22874.27
高値 23023.73(14:31)
安値 22775.92(09:07)
大引け 22971.94(前日比 -233.24 、 -1.01% )
売買高 13億5797万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆5654億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は反落で前週末の上げを帳消しに、再び2万3000円台割り込む
2.新型肺炎の感染拡大が続き、前週末の米国株市場の急落でリスク回避ムード
3.取引再開の上海株市場が急落、為替のドル安・円高なども嫌気される展開に
4.日経平均は寄り後早々に430円の急落をみせるが、その後は下げ渋る動き
5.77%の銘柄が下落も、下値では買い向かう動きもみられ売買代金は膨らむ
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは603ドル安と4日ぶりに急反落した。新型肺炎の感染拡大で米国務省が「渡航中止」の対象を中国全土に広げ、中国訪問を控えるように呼び掛けたことが懸念材料となった。
週明けの東京市場では再び売り優勢となり、日経平均株価は230円あまりの下げで前週末の上昇を帳消しにする下落となった。
3日の東京市場は、新型肺炎の感染拡大を嫌気する形で改めて売り直される格好となった。前週末の米国株市場でNYダウが600ドル超の急落をみせ、買い手控えムードが強まった。加えて、本日は外国為替市場で1ドル=108円前半まで円高進んだほか、中国・上海株市場が大きく値を下げたのを横目に逆風環境を余儀なくされた。ただ、その他のアジア株市場の下げは香港が底堅さを発揮するなど一方的に売り込まれる展開とはならず、これが過度な不安心理に歯止めをかけた。日経平均は寄り後直後に430円安と急速に下落幅を拡大し2万2700円台まで下げたものの、その後は下げ渋る展開となり、後場は2万3000円近辺で売り物をこなす展開に。東証1部の値下がり銘柄数は全体の77%を占めたが、下値では買い向かう動きもみられ、売買代金は2兆5000億円台まで膨らんでいる。
個別では、ファーストリテイリング<9983>が大きく値を下げたほか、売買代金トップの任天堂<7974>も安い。トヨタ自動車<7203>が軟調、東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>など半導体関連も売りに押された。資生堂<4911>、オリエンタルランド<4661>などインバウンド関連も下落した。新型肺炎関連では日本エアーテック<6291>、ニイタカ<4465>がストップ安となり、シキボウ<3109>も急落した。このほか、ZOZO<3092>の下げも目立つ。
半面、主力株では富士通<6702>が強さを発揮、日立ハイテクノロジーズ<8036>も買いが優勢。中外製薬<4519>なども買いを集めた。ダイトウボウ<3202>がストップ高で値上がり率トップ、正興電機製作所<6653>、丸山製作所<6316>、アイティメディア<2148>などが値を飛ばしている。豆蔵ホールディングス<3756>、タダノ<6395>なども物色人気。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はエーザイ <4523> 、中外薬 <4519> 、KDDI <9433> 、第一三共 <4568> 、味の素 <2802> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約39円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、アステラス <4503> 、東エレク <8035> 、テルモ <4543> 、京セラ <6971> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約121円。うち63円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は電気・ガス業のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)不動産業、(2)医薬品、(3)情報・通信業、(4)食料品、(5)ゴム製品。一方、下落率の大きかった5業種は(1)海運業、(2)証券商品先物、(3)非鉄金属、(4)その他金融業、(5)空運業。
■個別材料株
△富士山MS <3138> [東証M]
米メレディスと日本におけるエージェント契約を締結。
△グリムス <3150> [JQ]
4-12月期(3Q累計)経常は44%増益・通期計画を超過。
△ドリコム <3793> [東証M]
未定としていた20年3月期は営業損益が大幅黒字転換。
△eBASE <3835>
1→2の株式分割と第3四半期34%営業増益を好感。
△SYSHD <3988> [JQ]
経費使用が想定下回り1月中間期営業利益は計画上振れ。
△化工機 <6331>
今期経常を24%上方修正、配当も10円増額。
△タダノ <6395>
第3四半期堅調で20年3月期営業利益予想を上方修正。
△santec <6777> [JQ]
中国光部品評価システム好調で20年3月期業績予想を上方修正。
△AmidAH <7671> [東証M]
EC通販事業堅調で上期営業利益53%増。
△JEUGIA <9826> [東証2]
MBO発表でTOB価格1720円にサヤ寄せ。
▼ZOZO <3092>
取扱高急減速で10-12月期は想定外の大幅減益に。
▼興研 <7963> [JQ]
東証が信用規制を強化。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ダイトウボウ <3202> 、(2)正興電 <6653> 、(3)広済堂 <7868> 、(4)eBASE <3835> 、(5)ITメディア <2148> 、(6)丸山製 <6316> 、(7)保土谷 <4112> 、(8)化工機 <6331> 、(9)エイジア <2352> 、(10)豆蔵HD <3756> 。
値下がり率上位10傑は(1)エアーテック <6291> 、(2)トプコン <7732> 、(3)ニイタカ <4465> 、(4)エスエムエス <2175> 、(5)ココカラF <3098> 、(6)ZOZO <3092> 、(7)エレマテック <2715> 、(8)シキボウ <3109> 、(9)ITFOR <4743> 、(10)ユニチカ <3103> 。
【大引け】
日経平均は前日比233.24円(1.01%)安の2万2971.94円。TOPIXは前日比11.78(0.70%)安の1672.66。出来高は概算で13億5797万株。東証1部の値上がり銘柄数は437、値下がり銘柄数は1658となった。日経ジャスダック平均は3767.72円(25.93円安)。
[2020年2月3日]
株探ニュース
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