東京株式(大引け)=39円安、米雇用統計前に利益確定売り優勢
大引けの日経平均株価は前日比39円01銭安の1万6860円09銭と5日ぶり小幅反落。東証1部の売買高概算は15億1229万株、売買代金概算は1兆6559億8000万円。値上がり銘柄数は732、値下がり銘柄数は1088、変わらずは163銘柄だった。
きょうの東京市場は、日経平均が前日までの4日続伸でやや買い疲れ感があったほか、日本時間今晩に予定される米9月の雇用統計を前に、見送りムードが台頭し終始弱含む展開となった。前日の米国株市場ではNYダウは小反落したものの外国為替市場で一時1ドル=104円台に乗せる円安が進行、WTI原油価格も1バレル=50ドル台を回復するなどリスク選好の流れにあったが、3連休前の週末ということも手伝って買い意欲は盛り上がらなかった。ただ、売り圧力も限定的で押しは浅い。海運や原油関連株が買われる一方で、国内消費関連や不動産株に軟調なものが目立った。
個別では、任天堂<7974.T>、ファナック<6954.T>が堅調、村田製作所<6981.T>なども買いが先行した。ホクシン<7897.T>がストップ高となったほか、シチズン時計<7762.T>、ワイエイシイ<6298.T>なども値を飛ばしている。日本カーボン<5302.T>が物色人気となり、イーレックス<9517.T>も上値を追う展開に。日本郵船<9101.T>にも買いが優勢、ジャパンディスプレイ<6740.T>も商いを伴い上昇した。
半面、セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>が軟調、ファーストリテイリング<9983.T>、花王<4452.T>も売られた。タカラバイオ<4974.T>、日清紡ホールディングス<3105.T>が大幅安。デンカ<4061.T>、イオン<8267.T>も安い。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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