(+0.20%)の5554.25で取引を終了した。グールズビー・シカゴ連銀総裁が景気や労働市場に懸念を表明したほか、住宅着工件数が予想を下回ったため警戒感から売られ、寄り付き後、下落。その後発表されたミシガン大消費者信頼感指数が予想を上回ったため景気への懸念が緩和し、買戻しが強まり、相場は上昇に転じた。終盤にかけて、長期金利低下や根強い利下げ期待に買われ続伸し終了。
米国株しっかりも、足元5連騰していることや為替の円安一服などが意識されて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。売り一巡後の日経平均はじりじりと下げ幅を縮小し、一時切り返す場面もみられたが、後場相場付きが一変。為替が1ドル145円台まで円高ドル安が急加速したことで、日経平均は先物主導で下げ幅を拡大。大引け間際に本日の最安値を付けるなど安値圏で取引を終えた。
大引けの日経平均は前営業日比674.05円安(-1.77%)の37388.62円となった。東証プライム市場の売買高は17億1772万株。売買代金は4兆1613億円。業種別では、鉱業、機械、輸送用機器、電気機器、ゴム製品などが下落した一方、小売業、海運業の2セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は15.3%、対して値下がり銘柄は83.4%となっている。
日経平均採用銘柄では、荏原製作所<6361>、小松製作所<6301>、村田製作所<6981>
が後場一段安となったほか、三越伊勢丹HD<3099>、ディスコ<6146>が売り優勢となった。このほか、太陽誘電<6976>、アマダ<6113>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、東京エレクトロン<8035>、ファナック<6954>が売られた。
一方、国内証券会社のレポートを材料にGSユアサ<6674>、日本郵船<9101>がプラス圏を維持したほか、円高メリット銘柄のニトリホールディングス<9843>、ニチレイ<
2871>、日本ハム<2282>、日清製粉G本社<2002>などが買われた。このほか、カナダ同業者からの買収を提案されていると報じられたセブン&アイHD<3382>は後場ストップ高買い気配となった。
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