大引けの日経平均は前日比83.82円安の33338.70円となった。東証プライムの売買高は13億9100万株、売買代金は3兆3634億円だった。セクターでは精密機器、陸運業、銀行業などが下落。一方、海運業、医薬品、保険業などが上昇した。東証プライムの値下がり銘柄は全体の61%、対して値上がり銘柄は34%となった。
個別では、HOYA<7741>、レーザーテック<6920>、三菱UFJ<8306>、ソシオネクスト<6526>、NTT<9432>、信越化<4063>が安く、東武<9001>など電鉄株、三越伊勢丹<3099>など百貨店株が下げた。個別の材料では、6月の国内ユニクロ既存店+Eコマース売上高が3.4%減となったファーストリテ<9983>、6月の国内スシロー既存店売上高が5.0%減となったF&LC<3563>、東証スタンダードでは、第1四半期営業損益が0.19億円の赤字となった放電精密<6469>、第3四半期累計の営業利益が2.9%増と上半期の27.3%増から増益率が鈍化したKTK<3035>が軟調な展開となった。
一方、川崎船<9107>、第一三共<4568>、ネクステージ<3186>、第一生命HD<8750>、商船三井<9104>、アドバンテスト<6857>、新光電工<6967>、エーザイ<4523>、ルネサス<
6723>、メルカリ<4385>、花王<4452>が高く、郵船<9101>など海運株、住友ファーマ<4506>など医薬品株、東電力HD<9501>など電力株が上げた。個別の材料では、24年5月期営業利益が12.9%増予想と発表したアスクル<2678>、東証スタンダードでは、チャットGPT連携のWEB集客支援ツールをリリースしたと発表したディーエムソリュ<6549>、8月にも福島第1原発の処理水を放出する調整に入るとの報道が手掛かりとなった環境管理<4657>、子会社がメタバース事業における多言語人材の活用などでアウトソーシング事業会社と業務提携すると発表したテリロジーHD<5133>が買われた。 <SK>
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