大引けの日経平均は前日比236.16円高の28798.37円となった。東証1部の売買高は8億1350万株、売買代金は1兆8853億円と7月6日以来の低水準だった。業種別では、鉱業、空運業、海運業が上昇率上位で、その他も全般堅調。一方、医薬品、パルプ・紙、小売業の3業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の65%、対して値下がり銘柄は30%となった。
個別では、レーザーテック<6920>、郵船<9101>、リクルートHD<6098>の上昇が目立ち、トヨタ自<7203>やソニーG<6758>も堅調。ソフトバンクG<9984>は小高く引けた。INPEX<1605>などはNY原油先物相場の続伸を受けて買われ、コマツ<6301>は建設機械・フォークリフトの値上げ、東急不HD<3289>は小売りの「東急ハンズ」売却、神戸物産<3038>は11月度業績が好感された。また、DLE<3686>がストップ高水準まで急騰し、神栄<3004>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、エーザイ<4523>は9%の下落。厚生労働省の専門部会が認知症新薬について継続審議とする方針が伝わり、東証1部下落率トップとなった。自動車部品子会社での検査不正が伝わった日立<6501>は3%の下落。川崎船<9107>やファーストリテ<9983>は小安く引けた。また、業績下方修正を発表したPD<4587>なども売り優勢だった。
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