タカラトミー<7867>:1048円(+150円)
ストップ高。前日に発表した第1四半期営業利益は16.7億円で前年同期比8.9%減となった。前期は6月に公開された映画「トランスフォーマー」シリーズが今期は12月公開となり、関連商品の輸出が第2四半期以降にずれ込んだもよう。ただ、上半期営業利益は40億円から55億円に上方修正。「リカちゃん」関連商品や「デュエル・マスターズ」「ベイブレードバースト」、6月出荷開始の「L.O.L. サプライズ!」などが好調のもよう。株価は安値圏にあったため見直しの動きが優勢となっている。
大塚家具<8186>:398円(-31円)
大幅に反落。18年12月期の営業損益を従来予想の2.00億円の黒字から51.00億円の赤字(前期実績51.36億円の赤字)に引き下げている。入店件数や成約件数の減少を主因に大型店を中心とする既存店売上高が不足するほか、商品評価基準の見直しに伴って棚卸資産評価損を計上するため。また、同期の年間配当予想を従来予想の10.00円から未定(前期実績40.00円)に変更した。
KLab<3656>:948円(-235円)
急落で下落率トップ。前日に発表した業績予想の下方修正が嫌気されている。従来予想は37.5-62.5億円のレンジであったが、今回27.5-42.5億円のレンジに減額修正。レンジ上限でも前期比2ケタ減益の見通しに。開発中の新作タイトルのリリース時期変更を下振れの主因としている。第1四半期決算は大幅増益と好スタートを切っていたこともあって、失望感が強まる状況になっている。
住友大阪<5232>:483円(-24円)
大幅続落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は27.4億円で前年同期比27.0%減益となった。通期予想は前期比5.3%の増益であること、先の観測報道では30億円程度とされていたことから、想定以上に低調な水準と受け止められている。燃料価格の上昇によるセメント事業の収益悪化が減益決算の背景に。また、非セメント事業における光電子や電池材料が四半期ベースで再度営業赤字になっていることなどもマイナス視。
ニコン<7731>:2092円(+163円)
大幅続伸。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は190億円で前年同期53.0%増となり、115億円程度であった市場予想を大きく上回った。デジカメの好調持続などが収益上振れの一因に。通期予想も700億円から740億円に、市場予想並みの水準まで上方修正。来期以降の失速リスクなどは拭い切れていないものの、着実な構造改革進展による収益力の強化を評価する動きが優勢に。
明治HD<2269>:7790円(-870円)
急落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は198億円で前年同期比19.0%減益、市場予想を30億円強下回った。会社側では上半期計画を432億円から410億円に下方修正している。主力の食品事業が減収と想定以上に苦戦し、第1四半期減益決算や下方修正の主因となっている。会社側では下半期からの回復を想定して通期予想は据え置いているが、安定成長継続期待は後退する方向に。
ダイキン<6367>:13475円(+500円)
大幅反発。前日に発表した第1四半期決算では、営業利益は831億円で前年同期比11.7%増となった。ほぼ市場予想線上の着地とみられる。ベトナムで天候不順の影響があったほか、原材料費上昇が重しになったが、先進国を中心とした拡販の進展、化学事業の売価引き上げ効果などが好業績の背景に。実績値にサプライズは大きくないが、第2四半期は猛暑効果が期待できるなか、業績上振れ期待があらためて高まる状況になっているもよう。
NTT<9432>:5405円(+156円)
大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は5372億円で前年同期比2.4%増となった。地域通信や長距離・国際通信の減益を移動通信やデータ通信の増益でカバーする格好となったが、ほぼ想定通りの状況とみられる。一方、ITサービスを手がける子会社を統括するグローバル持株会社を設立すると発表。システム構築からデータセンター、ネットワークまでを包括的に提供できる体制が構築され、シナジー期待の流れが先行へ。
仙波糖化<2916>:1223円(+208円)
大幅に3日続伸。19年3月期第2四半期累計(18年4-9月)の営業利益を従来予想の4.80億円から6.30億円に上方修正している。自社商材の拡販と提案営業の強化に加え、グループ全生産拠点の生産性向上に注力した結果、期初予想を上回る見込みとなった。通期予想は現在精査中として据え置いた。同時に発表した第1四半期(18年4-6月)の営業利益は前年同期比80.0%増の3.91億円で着地した。
SMN<6185>:4905円(+700円)
大幅に続伸。8月31日を基準日に1株を2株に分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性を高め、個人投資家層の拡大を図ることが目的。19年3月期第1四半期(18年4-6月)の営業利益を前年同期比90.5%増の1.08億円と発表している。アドテクノロジーやアフィリエイトサービスが好調だった。通期予想は前期比38.1%増の7.50億円で据え置いた。
テモナ<3985>:4905円(+425円)
大幅に3日続伸。9月30日(実質的には9月28日)を基準日に1株を4株に分割すると発表している。同時に発表した18年9月期第3四半期累計(17年10月-18年6月)の営業利益は前年同期比53.2%増の2.81億円で着地した。ショッピングカートシステム「たまごリピート」と後継版「たまごリピートNext」が順調に伸びた。通期予想は前期比2.5%増の2.71億円で据え置いたが、既に上回っていることから上方修正への期待が広がっている。
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