日経平均;30781.44;+84.48TOPIX;2241.41;+10.17
[後場寄り付き概況]
後場の日経平均は前日比84.48円高の30781.44円と、前引け(30649.44円)から上げに転じてスタート。ランチタイム中の日経225先物は30610円-30880円のレンジで急上昇。ドル・円は1ドル=150.00-10円と午前9時頃から80銭ほど円安・ドル高水準。アジア市況は上海総合指数がマイナス圏で軟調に推移し0.4%ほど下落している一方、香港ハンセン指数は下落して始まった後に下げ幅を広げ1.7%ほど下落している。
後場の日経平均は上げに転じて始まった。今朝、今日まで開かれる日銀の金融政策決定会合で、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の再修正を議論すると報じられたことから、前場は決定会合の結果待ちで様子見ムードが強かった。後場寄り前に、YCCの運用柔軟化を決め、長期金利の目標はゼロ%程度としつつ、上限のめどを1%とすると伝えられた。結果発表を受け、株式市場では買い戻しが先行した。ただ、内容について消化難の部分もあり、後場寄り後、日経平均は再び下げに転じるなど、方向感の定まらない展開となっている。
セクターでは、食料品、医薬品、小売業が上昇率上位となっている一方、海運業、卸売業、輸送用機器が下落率上位となっている。
東証プライム市場の売買代金上位では、OLC<4661>、7&iHD<3382>、富士通<6702>、あおぞら銀<8304>、JT<2914>、ゆうちょ銀行<7182>、キーエンス<6861>、武田薬
<4502>、ダイキン<6367>、任天堂<7974>が高い。一方、マクニカHD<3132>、パナHD<
6752>、ルネサス<6723>、ローム<6963>、NEC<6701>、ディスコ<6146>、商船三井<9104>、アドバンテスト<6857>、関西電<9503>、KOKUSAI<6525>が下落している。
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