【↑】日経平均 大引け| 大幅続伸、先物主導で3万9000円台回復 (12月3日)
日経平均株価
始値 38748.65
高値 39427.37(13:24)
安値 38746.05(09:00)
大引け 39248.86(前日比 +735.84 、 +1.91% )
売買高 21億3594万株 (東証プライム概算)
売買代金 5兆0748億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅続伸、一時900円高に買われる
2.寄り後に先物主導で上げ足加速、3万9000円台回復
3.ナスダック指数最高値が追い風、半導体関連が牽引
4.米国の半導体輸出規制発表も日本対象外で好材料視
5.値上がり銘柄数が8割超で売買代金も5兆円に膨らむ
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比128ドル安と反落した。トランプ次期政権の関税政策の不透明感から利益確定売りが優勢となった。
東京市場では、朝方から主力株中心に買いが優勢で、日経平均株価は上昇して始まった後も次第高の展開に。後場も水準を切り上げ900円あまりの上昇をみせる場面があった。終値で3万9000円台を回復。
3日の東京市場は、前日の米国株市場でハイテク株が買われナスダック総合株価指数が3週間ぶりに史上最高値を更新したことを受け、主力どころをはじめ広範囲にリスクを取る動きが強まった。米株市場では半導体関連に買いが目立ち、東京市場もこの流れを引き継ぎ、同関連株を買い戻す動きが活発化し全体指数を押し上げた。米政府が先端半導体やハイスペックな半導体製造装置の対中輸出規制を新たに発表したが、日本やオランダなど約30ヵ国を規制の対象外としたことで、これがポジティブ視されたという見方もある。後場に入ると、ショートポジションをとっていた向きの買い戻しが日経平均の上げ足を助長した。ただ、後場取引終盤は利益確定売りが出て上げ幅をやや縮小している。プライム市場の値上がり銘柄数は全体の8割強を占めた。売買代金は増勢が顕著となり、久々に5兆円台に乗せている。
個別では、売買代金首位となったディスコ<6146>が大きく上昇したほか、同2位となったレーザーテック<6920>も上値指向、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連が物色人気を集めた。フジクラ<5803>が高く、古河電気工業<5801>の上げ足も目立つ。サンリオ<8136>の上値追いが続いた。ソフトバンクグループ<9984>に投資資金が流入し、トヨタ自動車<7203>も堅調。エイチーム<3662>がストップ高人気となり、芝浦メカトロニクス<6590>も値を飛ばした。
半面、関西電力<9503>をはじめ電力株が総じて軟調だったほか、ソシオネクスト<6526>も冴えない。アトラエ<6194>、新晃工業<6458>が大幅安、Appier Group<4180>の下げも目立った。低位株ではユニチカ<3103>やインフォマート<2492>が売りに押された。円谷フィールズホールディングス<2767>も水準を切り下げている。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、アドテスト <6857>、SBG <9984>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約365円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はトレンド <4704>、ニチレイ <2871>、ソシオネクス <6526>、日産化 <4021>、京成 <9009>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約6円。
東証33業種のうち上昇は29業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)非鉄金属、(3)卸売業、(4)電気機器、(5)機械。一方、下落はの4業種のみで下落率の上位から(1)電気・ガス業、(2)空運業、(3)鉱業、(4)水産・農林業。
■個別材料株
△日本ハウス <1873> [東証P]
原価低減などで上期営業利益が計画上振れ。
△伊藤園 <2593> [東証P]
8~10月期最終増益確保を好感。
△エイチーム <3662> [東証P]
株主優待の新設を好感。
△関電化 <4047> [東証P]
エフィッシモによる買い増しで思惑。
△リビンT <4445> [東証G]
株主優待制度を新設へ。
△日エンター <4829> [東証S]
トヨタ東京本社に交通情報サービスを提供開始。
△ディスコ <6146> [東証P]
米アプライド
△ニデック <6594> [東証P]
不正会計巡る疑惑解消の米スーパー・マイクロ
△サイゼリヤ <7581> [東証P]
11月度既存店売上高23%増で前月から伸び率拡大。
△サンリオ <8136> [東証P]
売り出し発表後の下落分を埋める。
▼ピープル <7865> [東証S]
第3四半期減収・営業赤字。
▼関西電 <9503> [東証P]
公募・売出株の受渡期日迎えて需給が悪化。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)エイチーム <3662>、(2)芝浦 <6590>、(3)マネックスG <8698>、(4)ネットプロ <7383>、(5)JPHD <2749>、(6)トリケミカル <4369>、(7)古河電 <5801>、(8)サイゼリヤ <7581>、(9)トーセイ <8923>、(10)伊藤園 <2593>。
値下がり率上位10傑は(1)アトラエ <6194>、(2)新晃工 <6458>、(3)Appier <4180>、(4)ユニチカ <3103>、(5)関西電 <9503>、(6)オプテクスG <6914>、(7)ミガロHD <5535>、(8)ジャノメ <6445>、(9)T&Gニーズ <4331>、(10)ダイコク電 <6430>。
【大引け】
日経平均は前日比735.84円(1.91%)高の3万9248.86円。TOPIXは前日比38.86(1.43%)高の2753.58。出来高は概算で21億3594万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1338、値下がり銘柄数は268となった。東証グロース250指数は646.75ポイント(5.03ポイント高)。
[2024年12月3日]
株探ニュース
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