大引けの日経平均は前日比178.20円高の27049.47円となった。東証プライム市場の売買高は12億2685万株、売買代金は2兆8093億円だった。セクターでは鉱業、不動産、石油・石炭を筆頭にほぼ全面高となった。一方、空運のみが小幅に下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の81%、対して値下がり銘柄は16%となった。
個別では、原油先物価格の上昇を背景にINPEX<1605>や石油資源開発<1662>が大幅に上昇。大阪チタニウム<5726>や東邦チタニウム<5727>、大平洋金属<5541>などの資源関連のほか、三井物産<8031>や双日<2768>の商社株も高い。三菱重工<7011>やIHI<7013>の防衛関連も堅調。チェンジ<3962>は、SBIHD<8473>が同社株を追加取得し持分法適用関連会社にすると発表したことで急伸。第1四半期が2ケタ営業増益の好発進となったしまむら<8227>や、外資証券のレーティング格上げが観測されたベイカレント<6532>もそれぞれ急伸し、東証プライム市場の値上がり率上位に並んだ。国内証券の買い推奨を受けてクミアイ化学<4996>も大幅高。モデル改良を伴わない純粋値上げを発表したSUBARU<7270>が買われ、三菱自<7211>、日産自<7201>も大きく上昇した。
一方、米長期金利の上昇やナスダックの下落を背景に、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、SUMCO<3436>の半導体関連が軟調。キーエンス<6861>、村田製<6981>、新光電工<6967>のハイテクも冴えない。エムスリー<2413>、リクルートHD<6098>、ZHD
<4689>のグロース(成長)株は大きく下落した。第1四半期の減益決算が嫌気された壱番屋<7630>、あさひ<3333>も大幅安。東証プライム値下がり率上位にはラクーンHD<3031>、ギフティ<4449>、ベネフィットワン<2412>などの中小型グロース株が入った。
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