■RSC <4664> 875円 (+150円、+20.7%) ストップ高
アール・エス・シー <4664> [東証S]がストップ高。安川電機 <6506> [東証P]とソフトバンク <9434> [東証P]が1日、フィジカルAI領域での協業に合意し、覚書(MOU)を締結したと発表。更に、ファナック <6954> [東証P]は同日、エヌビディア
■日電硝 <5214> 6,335円 (+569円、+9.9%)
東証プライムの上昇率2位。日本電気硝子 <5214> [東証P]が急反発。同社は2日午前10時ごろ、AIサーバーにおける最先端半導体とともに用いられる低誘電ガラスファイバー「D2ファイバ」を開発し、販売を始めると発表。将来的な業績への貢献を期待した買いが入り、株価を下支えしたようだ。同社によると第2世代と呼ばれる低誘電ガラスファイバーとして世界トップの誘電正接を実現。信号の伝送損失を抑えて通信の高速化・大容量化につなげ、AIサーバーやデータセンターの性能向上に貢献する。また。通信ロスによる熱発生を低減できることから、冷却負荷や消費電力の抑制も可能になるとしている。
■SEHI <9478> 420円 (+28円、+7.1%)
SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ <9478> [東証S]が急反発。1日取引終了後、取得上限30万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.91%)、または1億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は12月2~23日。前回の自社株買いの結果や現在のキャッシュフロー、財務状況などを勘案して実施を判断した。これが好感された。
■ファナック <6954> 5,366円 (+328円、+6.5%)
東証プライムの上昇率7位。ファナック <6954> [東証P]が6日続急伸。2日朝方カイ気配で始まる人気となり、2日で6連騰と上げ足を強めていた。同社は前日1日に東京都内で開催した技術発表会で米半導体大手エヌビディア
■FFJ <7092> 2,306円 (+123円、+5.6%)
東証プライムの上昇率8位。Fast Fitness Japan <7092> [東証P]が急反発。1日取引終了後、投資ファンドの日本成長投資アライアンス(東京都港区)と組み、MBOを実施すると発表した。買い付け価格は1株2315円で、これにサヤ寄せする格好となった。買い付け予定数は990万5452株(下限325万4600株、上限設定なし)、買い付け期間は12月2日~来年1月20日。TOB成立後に上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は1日付で同社株を監理銘柄(確認中)に指定した。
■Hmcomm <265A> 1,094円 (+56円、+5.4%)
Hmcomm <265A> [東証G]が急反発。1日取引終了後、ベネッセi-キャリア(東京都新宿区)が提供する大学生向け問題解決力測定テスト「GPS-Academic」の記述・論述式へ、AI自動採点システムを導入することが決定したと発表した。従来は採点から返却まで1~2ヵ月を要していたが、今回のシステム導入によって即日で行えるようになるという。
■安川電 <6506> 4,212円 (+188円、+4.7%)
安川電機 <6506> [東証P]が大幅反発。同社は1日、ソフトバンク <9434> [東証P]とフィジカルAIの社会実装に向けて協業を開始したと発表しており、これが材料視されたようだ。両社はロボティクスに人工知能(AI)と通信技術を融合し、ロボットが対応できる作業領域を拡張することで、より多様な環境でロボットが力を発揮し、人と同じ空間で安全かつ柔軟に協働できる未来の実現を目指す構え。その第一歩として、オフィス環境で活躍するフィジカルAIロボットのユースケースを共同で開発し、今月に開催される国際ロボット展で公開するとしている。
■ケイアイ不 <3465> 6,290円 (+230円、+3.8%)
ケイアイスター不動産 <3465> [東証P]が大幅高で3日続伸。連日で年初来高値を更新した。SMBC日興証券が1日付で投資評価を「2(中立)」から「1(アウトパフォーム)」へ、目標株価を5500円から7300円へ引き上げたことが材料視された。同証券によると、26年3月期は分譲戸建ての需給バランスや仕入れ注力エリアの変化が寄与し、販売単価は会社想定を上回っていると推察。注文住宅事業は低調だが、その他の事業でカバーできるとみており、これらを踏まえると第3四半期決算公表時での上方修正が期待できるという。27年3月期は棟数増加による増益が予想され、海外事業の進展にも注目としている。
■太陽誘電 <6976> 3,474円 (+118円、+3.5%)
太陽誘電 <6976> [東証P]が大幅高で6日続伸。2日、2012サイズ(2.0×1.25ミリメートル)の基板内蔵対応型の積層セラミックコンデンサー(MLCC)として、世界初の大容量となる100μFを実現した商品を11月から量産していると発表しており、将来の業績への貢献を期待した買いが集まった。太陽誘電によると、AIサーバーをはじめ高度な情報処理能力を持つ機器には電力消費が極めて多い集積回路(IC)が搭載されており、大電流に対応するためデカップリング用途へ小型で大容量のMLCCが必要になる。同社は今後、更なる大容量化などを視野に入れた商品開発を進めていくという。
■NEC <6701> 5,883円 (+186円、+3.3%)
日本電気 <6701> [東証P]が6日ぶり大幅反発。同社は2日、製造業の調達業務において最良の取引条件を自律的に生成し、サプライヤーと交渉するAIエージェントサービスの提供を開始すると発表。これを材料視した買いが入ったようだ。複雑な納期・数量調整交渉を自動化し、業務効率の大幅な向上を実現するという。
■三井住友FG <8316> 4,918円 (+147円、+3.1%)
三井住友フィナンシャルグループ <8316> [東証P]が大幅高で9日続伸。大和証券は1日、同社株の投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続するとともに、目標株価を4400円から5400円に引き上げた。同証券では、25年度の連結純利益は1兆5000億円(前期比27%増)と会社目標の達成を予想。26年度の同利益は1兆6500億円、27年度は1兆7500億円と増益継続を見込んでいる。株価に割安感があるほか、今後の自己資本利益率(ROE)上昇も期待でき「短期・中長期ともに投資魅力は大きい」と指摘している。
■マネックスG <8698> 751円 (+20円、+2.7%)
マネックスグループ <8698> [東証P]が3日ぶり反発。政府・与党が仮想通貨(暗号資産)の取引で得た所得に分離課税を適用する方向で調整に入ったと、複数のメディアが1日に報じた。分離課税の対象になると株式などの金融商品と同じく、一時20%の税率が課されるようになる。現行の総合課税方式では最大55%の税率が課されている。税負担軽減による将来的な暗号資産取引の活発化が期待され、国内取引所大手のコインチェックをグループ傘下に持つ同社に追い風になるとの見方から思惑的な買いが向かったようだ。マネックスGはコインチェックの中間持ち株会社コインチェック・グループ
■ハーモニック <6324> 3,200円 (+85円、+2.7%)
ハーモニック・ドライブ・システムズ <6324> [東証S]が6日続伸。人工知能(AI)をロボットや自動運転分野に実装することで、人間の指令なしで自律的に作動する「フィジカルAI」が世界的にテーマ視されている。同社は精密減速機メーカーでヒト型ロボットへの展開を摸索していることで、その関連有力株としてスポットが当たった形だ。2日は、ファナック <6954> [東証P]が米半導体大手エヌビディア
■ユカリア <286A> 890円 (+23円、+2.7%)
ユカリア <286A> [東証G]が反発。1日の取引終了後、子会社で訪問看護や居宅介護支援を手掛けるメディステップが訪問介護や障害の居宅介護を営むリリフル(東京都品川区)を完全子会社化したと発表しており、将来的な業績への貢献を期待した買いが集まった。メディステップはリリフルが持つ小児・難病分野における看護の専門的な知見と実践ノウハウを生かし、対象疾患や年齢層を問わず包括的に支援できる訪問看護体制について強化を進める。
■MTG <7806> 4,405円 (+105円、+2.4%)
MTG <7806> [東証G]が3日ぶり反発。SMBC日興証券が1日、MTGの目標株価を6300円から6700円に増額修正した。投資評価は3段階で最上位の「1」を継続する。旗艦ブランド「ReFa」をはじめ、全方位でブランド育成が好調に推移していると指摘。今後5年間の営業利益の年平均成長率(CAGR)はプラス20%と想定し、中期的な拡大が継続するとの見方を示す。同証券はMTGの27年9月期営業利益予想をこれまでの150億円から175億円に引き上げた。
■LAホールデ <2986> 7,590円 (+140円、+1.9%)
LAホールディングス <2986> [東証G]が反発。2日午前10時30分ごろ、25年12月期の通期業績予想の修正を発表した。売上高予想を510億円から460億円(前期比2.9%増)に引き下げた一方、最終利益予想を51億円から60億円(同27.3%増)に引き上げた。利益予想の増額を評価した買いが優勢となった。都心部の好立地エリアや地方中核都市を中心に不動産開発の事業の高付加価値化を追求し、収益性が向上する。販売計画を見直し一部プロジェクトを来期以降としたことにより、売上高予想については下方修正した。同時に期末配当予想を従来の見通しから2円増額し170円に修正。年間配当予想は335円(前期は292円)となる。
■三菱電 <6503> 4,300円 (+67円、+1.6%)
三菱電機 <6503> [東証P]が続伸。日本経済新聞電子版が2日、「三菱電機はデータセンターや通信基地局で使われる半導体を増産する」と報じ、手掛かりとなったようだ。記事によると、パワー半導体向け投資の一部を振り向けることなどを通じ、2028年度の生産能力を24年度比で3倍にするという。
■村田製 <6981> 3,272円 (+48円、+1.5%)
村田製作所 <6981> [東証P]が続伸。同社は1日に2025年の「IR Day」を開催。会社説明会の資料をホームページ上に公開した。このなかでAIサーバーへのコンデンサー搭載数について、昨年の中期経営方針公表時の1万~2万個から1万5000~2万5000個に見直し、AIサーバー向けコンデンサー需要に関して25~30年の年平均成長率が30%となるとの見通しを示している。同社の中期的な成長を支える要因となるとの期待が改めて膨らむ形となり、買いを誘ったようだ。なお、同社は2日、3.2ミリメートル×2.5ミリメートルのサイズで定格電圧1.25キロボルト、C0G特性を備えた世界最大の静電容量の積層セラミックコンデンサーを開発し、量産を開始したと発表している。
■ゼンショHD <7550> 9,336円 (+131円、+1.4%)
ゼンショーホールディングス <7550> [東証P]が反発。同社は1日、11月の「すき家」の既存店売上高が前年同月比13.1%増となったと発表した。伸び率は10月の4.2%から拡大した。既存店の客数は同4.8%増と、今年2月以来、9ヵ月ぶりに前年同月を上回っており、株価のサポート要因となったようだ。全店売上高は同15.8%増となった。
■IBJ <6071> 758円 (+10円、+1.3%)
IBJ <6071> [東証P]が3日ぶり反発。同社は1日の取引終了後、結婚相談所事業の11月の月次KPI(重要業績評価指標)について開示した。課金会員数は前年同月比41.9%増の9万8364人と大幅に伸長し、10万人に接近。開示内容が評価されたようだ。新規入会者数は同14.8%増の6671人。登録会員数全体では同9.3%増の10万4673人だった。婚活をテーマとする番組「The Marriage Project」のYouTube配信を始め、公開から約2週間で再生回数が20万回を突破した。同社は社会的な関心の高まりが事業の追い風になっているとしたうえで、年末にかけて例年、成婚数が増加する傾向にあり、引き続きKPIや業績は順調に推移するとの見通しを示している。
■ビーエンジ <4828> 7,690円 (+90円、+1.2%)
ビジネスエンジニアリング <4828> [東証P]が反発。同社は1日、製薬業界向けの製造実行システム(MES)を提供するタイのBatchLineに資本参加すると発表。1億円相当を出資する予定だとしており、これが材料視されたようだ。ビーエンジは今年1月にBatchLineとパートナーシップ契約を締結し、3月から同社のBatchLine MESを国内で提供している。ビーエンジは今回の資本参加により、グローバル市場における医薬品製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けて、製造記録電子化ソリューションの提供体制を強化するとしている。
■大ガス <9532> 5,476円 (+58円、+1.1%)
大阪ガス <9532> [東証P]が反発。同社は2日、伊藤忠商事 <8001> [東証P]や東邦ガス <9533> [東証P]、海外エネルギー企業らと、米国ネブラスカ州における合成メタン製造事業の基本設計(FEED)実施に向けた共同開発契約を締結したと発表した。同事業では2027年度内の最終投資意思決定(FID)の実施、30年度中の合成メタンの製造(製造容量:年間約7万5000トン)開始と日本への輸出を目指す。大ガスと邦ガスは同事業から合成メタンを輸入する。
※2日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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