ライク、今期経常を15％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も12円増額

　ライク <2462> が4月12日大引け後(15:00)に決算を発表。21年5月期第3四半期累計(20年6月-21年2月)の連結経常利益は前年同期比84.2％増の26.7億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の41億円→47億円(前期は40.6億円)に14.6％上方修正し、増益率が0.8％増→15.6％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した12-5月期(下期)の連結経常利益も従来予想の23.8億円→29.8億円(前年同期は31.4億円)に25.2％増額し、減益率が24.2％減→5.1％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の30円→42円(前期は28円)に大幅増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である12-2月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比81.1％増の9.5億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の3.9％→4.9％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期連結業績予想につきましては、子育て支援サービス事業において、適正利益での受注・運営に拘り採算の改善に注力したこと、新しい生活様式に伴い、業務委託費等の売上原価が圧縮されたこと、また、採用効率の向上により販管費が減少したことから、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は、前回予想を上回る見込みです。

　　当社は従来から、利益の再投資による事業拡大と内部留保資金の確保を図りながらも、連結配当性向30％を目安に、中間配当及び期末配当の年２回配当を基本方針としております。　この基本方針のもと、期末配当予想につきましては、当初の予想では15円としておりましたが、前述の業績修正の通り、当期の業績は順調に推移していることから、１株当たり27円とさせていただきます。　今後とも、株主の皆様への利益還元を重要な経営課題の一つとし、積極的な配当施策に取り組んでまいります。　なお、本件は2021年８月開催予定の第28期定時株主総会に付議する予定であります。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因により予想数値と異なることがあります。