大引けの日経平均は前日比411.56円安の26393.04円となった。東証プライム市場の売買高は13億6402万株、売買代金は3兆2144億円だった。セクターでは鉱業、その他金融、電気機器が下落率上位となった一方、繊維製品、パルプ・紙、電気・ガスが上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の71%、対して値上がり銘柄は26%となった。
個別では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が-2.2%と大幅に下落したことを嫌気し、スクリン<7735>、アドバンテスト<6857>の半導体関連が大幅安。ソニーG<6758>、村田製<6981>、ファナック<6954>、ローム<6963>などのハイテク株も大きく下落。景気後退懸念から川崎汽船<9107>、商船三井<9104>の海運のほか、INPEX<1605>、石油資源開発<1662>、日本製鉄<5401>、信越化学<4063>なども安い。外資証券によるレーティング格下げを受けてトレンド<4704>も売られた。
一方、ダブル・スコープ<6619>が終盤失速しながらも年初来高値を更新。OLC<4661>、JR東日本<9020>、第一三共<4568>、パンパシHD<7532>などの内需・ディフェンシブ銘柄の一角が堅調。主力処では東レ<3402>が年初来高値を更新。子会社のアリババグループ会社とのマスターライセンス契約締結が好感されたサンリオ<8136>や、業績予想の上方修正と自社株買いが手掛かりとなったサニーサイド<2180>はそれぞれ急伸し、東証プライム市場値上がり率上位に並んだ。オイシックス・ラ・大地<3182>との業務提携が好感されたシダックス<4837>はストップ高となり、オイシックスも買われた。自社株買いを発表したDeNA<2432>が買われ、国内証券によるレーティング格上げを受けてPI<4290>が急伸した。
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