日経平均株価
始値 40201.76
高値 40314.64(10:47)
安値 40001.55(14:39)
大引け 40109.23(前日比 +198.41 、 +0.50% )
売買高 18億5955万株 (東証プライム概算)
売買代金 5兆3879億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続伸で初の4万円大台へ、半導体関連が牽引
2.前週末の欧米株が全面高、SOX指数大幅高も好感される
3.米長期金利低下が好感され、値がさハイテク株に追い風
4.景気敏感株やバリュー株軟調、値下がり銘柄が7割占める
5.TOPIXはマイナス圏着地も、売買代金は活況で5兆円超え
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比90ドル高と続伸した。米長期金利の低下を受け、ハイテク株を中心に買いが優勢となった。
週明けの東京市場では、買い優勢で日経平均株価は4万円大台を寄り付き時点で突破、その後は大引けまで4万円台をキープする強調展開となった。
4日の東京市場は、リスクオンの地合いで日経平均は一時400円あまり上昇する場面もあった。前週末の欧州株が全面高となり、その流れを引き継いで米国株市場でも主要株価3指数が揃って上昇。米長期金利が低下基調となったことで半導体を中心とするハイテク株が買われ、この流れが東京市場にも波及した。日経平均寄与度の高い半導体製造装置関連に資金が流入し全体相場を牽引した。一方、景気敏感株やバリュー株には値を下げる銘柄も目立つ。買い一巡後は日経平均の上値も重くなり、後場終盤には4万円を割り込む寸前まで伸び悩んだが、大引けにかけて持ち直した。個別ではプライム上場銘柄の7割以上が下落する展開で、半導体関連やAI関連株が買われた以外は、値を下げる銘柄も少なくなかった。なお、TOPIXは小幅ながらマイナス圏で引けている。
個別では、きょうも群を抜く売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が続伸したほか、売買代金2位の東京エレクトロン<8035>、更にアドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、野村マイクロ・サイエンス<6254>といった半導体製造装置関連が軒並み高い。さくらインターネット<3778>はストップ高で買い物を残した。ルネサスエレクトロニクス<6723>、ソシオネクスト<6526>も上昇した。クロスキャット<2307>が値幅制限いっぱいに買われ、ニーズウェル<3992>も値を飛ばした。三井E&S<7003>も大幅高。
半面、川崎汽船<9107>が大幅安となったほか、ファーストリテイリング<9983>、トヨタ自動車<7203>、ソニーグループ<6758>などが冴えない。任天堂<7974>も軟調。KeePer技研<6036>が急落、Ubicomホールディングス<3937>も大幅安。伊藤園<2593>、日本コークス工業<3315>が大きく下げ、ディー・エヌ・エー<2432>も安い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、アドテスト <6857>、中外薬 <4519>、ファナック <6954>、信越化 <4063>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約208円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、第一三共 <4568>、トレンド <4704>、ソニーG <6758>、ブリヂストン <5108>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約48円。
東証33業種のうち上昇は9業種。上昇率の上位5業種は(1)パルプ・紙、(2)鉱業、(3)電気機器、(4)不動産業、(5)機械。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)空運業、(3)ゴム製品、(4)食料品、(5)その他製品。
■個別材料株
△クロスキャット <2307> [東証P]
AI関連人気本格化で存在感浮き彫りに。
△三越伊勢丹 <3099> [東証P]
大手百貨店の2月既存店売上高は全社で増収継続。
△さくらネット <3778> [東証P]
AIサーバー需要の急増が強力な追い風に。
△レンゴー <3941> [東証P]
値上げ発表で収益押し上げ効果を期待。
△QPS研究所 <5595> [東証G]
防衛省から大型受注を獲得。
△ユトリ <5892> [東証G]
ミニサイズコスメの新ブランド「minum」を展開へ。
△ホッカンHD <5902> [東証P]
今期営業利益大幅増額しインドネシア生産ライン増設。
△ブリッジG <9225> [東証G]
GENDA <9166> と提携しM&A戦略強化へ。
△売れるネット <9235> [東証G]
生成AI活用の機能実装に向けた検証開始。
△サクシード <9256> [東証G]
24年3月期の期末配当で初配当14円を実施へ。
▼ディーエヌエ <2432> [東証P]
シルチェスターの保有割合が低下。
▼KeePer <6036> [東証P]
2月の月次動向をネガティブ視へ。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)クロスキャト <2307>、(2)さくらネット <3778>、(3)ニーズウェル <3992>、(4)三井E&S <7003>、(5)マルマエ <6264>、(6)コムチュア <3844>、(7)野村マイクロ <6254>、(8)ACCESS <4813>、(9)ブロドリーフ <3673>、(10)ミガロHD <5535>。
値下がり率上位10傑は(1)KeePer <6036>、(2)Ubicom <3937>、(3)DyDo <2590>、(4)伊藤園 <2593>、(5)日本コークス <3315>、(6)寿スピリッツ <2222>、(7)グロバルLM <3486>、(8)川崎汽 <9107>、(9)宮越HD <6620>、(10)ディーエヌエ <2432>。
【大引け】
日経平均は前日比198.41円(0.50%)高の4万0109.23円。TOPIXは前日比3.14(0.12%)安の2706.28。出来高は概算で18億5955万株。東証プライムの値上がり銘柄数は425、値下がり銘柄数は1195となった。東証グロース250指数は766.69ポイント(3.09ポイント高)。
[2024年3月4日]
株探ニュース
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