テノックス、今期経常を76％下方修正、配当も8円減額

　テノックス <1905> [ＪＱ] が2月24日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の6.8億円→1.6億円(前期は11.7億円)に75.7％下方修正し、減益率が42.3％減→86.0％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6.5億円→1.3億円(前年同期は5.5億円)に79.1％減額し、一転して75.7％減益計算になる。

　業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の33円→25円(前期は33円)に減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、民間工事の発注の延期や大型工事の着工時期の遅れなどにより160億円となる見込みであります。また、利益につきましては、原価や経費の圧縮に努めたものの、受注環境の悪化や施工機の稼働低下に伴い固定費が吸収できなかったことに加えて、海外子会社の業績不振等から、営業利益は1億35百万円、経常利益は1億65百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は80百万円となる見込みであります。

　　当社は、株主の皆さまへの利益還元を経営の重要課題と位置づけ、安定配当の継続を重視しつつ当該期の業績や財政状態に加え、中期的な見通しも勘案して具体的には連結配当性向30％程度の配当を実施することを基本方針としております。　しかしながら、2021年3月期の連結業績予想等を勘案し、誠に遺憾ではございますが、期末の1株当たり配当予想は、普通配当4円00銭と創立50周年の記念配当10円00銭を合わせ14円00銭とし、年間の1株当たり配当予想は、中間配当11円00銭と合わせ25円00銭へ修正いたします。※業績予想等につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき算出したものであり、実際の業績は今後さまざまな要因によって異なる結果となる可能性があります。