大引けの日経平均は前日比496.57円高の30168.27円となった。東証1部の売買高は14億
6095万株、売買代金は2兆9211億円だった。業種別では、ゴム製品、その他製品、金属製品が上昇率上位で、その他も全般堅調。一方、小売業、電気・ガス業、医薬品の3業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の63%、対して値下がり銘柄は32%となった。
個別では、東芝<6502>が売買代金トップ。引けにかけて東証1部復帰に伴う買い需要が発生したが、後場にはマイナス転換する場面もあった。また、ソフトバンクG<9984>
が4%近く上昇したほか、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>、東エレク<8035>といったその他売買代金上位も全般堅調。SUMCO<3436>は一部証券会社の目標株価引き上げを受けて5%の上昇となった。前田建<1824>などとの共同持株会社設立による経営統合を発表した前田道<1883>は株式移転比率を意識した値動きとなり、東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、イオン<8267>は売買代金上位のなかで逆行安となり、5%近い下落。2月末の配当等の権利落ちに伴い売りがかさんだようだ。
新中期経営計画と鈴木修会長の退任を発表したスズキ<7269>も軟調。また、エコトレディン<7427>などが東証1部下落率上位に顔を出した。
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