東京株式(大引け)=94円高、世界株高と円高一服を背景に続伸
大引けの日経平均株価は前日比94円25銭高の2万80円4銭と続伸。東証1部の売買高概算は17億1845万株、売買代金概算は2兆4510億2000万円。値上がり銘柄数は1172、対して値下がり銘柄数は719、変わらずは130銘柄だった。
きょうの東京市場は終始堅調。前日の欧州株市場が全面高だったほか、米国株市場ではNYダウが6日続伸でナスダック指数も小幅ながら反発、きょうのアジア市場も総じて高く、世界株高のなかでリスクを取る動きが継続した。為替市場では朝方は1ドル=110円台前半の推移だったが、取引時間中に110円90銭台まで円安方向に振れ、これが輸出株中心にフォローの風となった。個別には決算発表が佳境入りとなるなか、好業績銘柄に買いが集まり、全体相場を支えた。米アップルの好決算を受け、同社のサプライヤーである電子部品メーカーや鉄鋼、化学セクターなどに買いが目立った。日経平均は朝方に2万100円台に買われた後は伸び悩む場面もあったが、後場に買い直されきょうの高値をつけた。ただ、終盤になって上げ幅を縮小した。
個別では、任天堂<7974.T>が再び売買代金トップに返り咲き株価も上昇、村田製作所<6981.T>、キーエンス<6861.T>などが高いほか、日本電産<6594.T>も買いを集めた。ジェイ エフ イー ホールディングス<5411.T>が上値を追い、保土谷化学工業<4112.T>は前日に続くストップ高となった。ルック<8029.T>が急騰、GMB<7214.T>、EPSホールディングス<4282.T>、イーレックス<9517.T>なども値を飛ばした。
半面、ソニー<6758.T>が冴えず、丸紅<8002.T>、住友電気工業<5802.T>も値を下げた。サンリオ<8136.T>が大幅安、GMOクラウド<3788.T>、アイ・エス・ビー<9702.T>、ミサワホーム<1722.T>などの下げも目立つ。エムアップ<3661.T>が売り込まれたほか、帝人<3401.T>、日本ユニシス<8056.T>も安い。ニチレイ<2871.T>、プリマハム<2281.T>も水準を切り下げた。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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