<動意株・15日>(大引け)=ロボホーム、Sワイヤー、Sansanなど
ソーシャルワイヤー<3929.T>=ストップ高。同社はきょう、グループ会社でクラウド翻訳とAI翻訳事業を展開するトランスマートの直近3カ月(4月18日~6月17日)の売上高が前年同期比で約6倍、前の四半期(2月18日~4月17日)に比べ約4倍になったと発表しており、これが材料視されているようだ。外国人観光客に対する入国制限の緩和で、インバウンド関連翻訳業務の依頼が急増しているという。また、ニーズの高まりを受け、ネイティブ翻訳者が英語文章の校正を行う「英語ネイティブチェックサービス」の提供を開始したことも明らかにしている。
Sansan<4443.T>=もみ合い上放れる。14日の取引終了後に23年5月期業績予想を発表。売上高を前期比23.0~26.2%増の251億1700万~257億6400万円としたほか、株式報酬関連費用や企業結合に伴い発生する費用を控除した調整後営業利益について大幅増益となる見通しを示しており、これを評価した買いが入っているようだ。クラウド名刺管理サービス「Sansan」などの高成長継続を見込む。増収効果で成長投資による販管費増を吸収し、調整後営業利益は前期比25.5~76.3%増となる見通し。同時に発表した22年5月期決算は、売上高が前の期比26.2%増の204億2000万円、人件費や広告宣伝費の増加で営業利益は同14.2%減の6億3100万円となった。投資有価証券売却が寄与し、純利益は同4.7倍の8億5700万円で着地した。
ティーケーピー<3479.T>=マドを開けて買われ年初来高値更新。14日の取引終了後に23年2月期第1四半期(3~5月)の決算を発表。営業損益が12億1500万円の黒字となり、赤字だった前年同期から黒字転換を果たしたことが好感されているようだ。売上高は前年同期比28.3%増の131億8000万円だった。主力の貸し会議室事業で、これまで実施が控えられてきた会議や研修、イベントの需要を大きく取り込んだ。企業のオフィス縮小化の動きやサテライトオフィス需要の増加に伴い、レンタルオフィス事業も好調だった。
バリュエンスホールディングス<9270.T>=大幅続伸。同社は14日取引終了後に、22年8月期第3四半期累計(21年9月~22年5月)の連結決算を発表。営業利益が前年同期比2.1倍の9億3400万円となったことが好感されているようだ。売上高は同18.7%増の443億9900万円で着地。仕入れが好調だったことや、自社オークション「STAR BUYERS AUCTION(SBA)」の改善効果などが寄与した。なお、通期業績予想は売上高643億円(前期比22.4%増)、営業利益18億円(同54.0%増)とする従来計画を据え置いている。
オキサイド<6521.T>=急伸、底値離脱の動き。14日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)単独決算が、売上高14億1900万円(前年同期比23.0%増)、営業利益3億2400万円(同2.6倍)、純利益2億4800万円(同2.0倍)と大幅増益となったことが好感されている。データセンターやDX/GX投資による半導体需要が引き続き旺盛であることを背景に、半導体事業の好調が持続したほか、光計測・新領域事業も海外顧客がレーザ製品の導入を再開したことで堅調に推移した。また、ヘルスケア事業ではPET装置向けシンチレータ単結晶の売り上げが伸長した。なお、23年2月期通期業績予想は、売上高63億3900万円(前期比33.3%増)、営業利益7億600万円(同18.3%増)、純利益4億8700万円(同1.8%減)の従来見通しを据え置いている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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