1日の株式相場見通し=反落、米ハイテク株高も加速する円高を嫌気
1日の東京株式市場では日経平均が再び下値を探る展開を強いられそうだ。日経平均は前日の後場に急速に買い戻される展開となり、570円あまりの上昇で3万9000円台を回復したが、きょうは再び3万8000円台に押し戻される可能性がある。外国為替市場で急激な円高が進行しており、企業の決算発表が本格化するなか上方修正に対する過度な期待感が後退しつつある。前日の米国株市場ではハイテクセクター中心に買いが広がり、ナスダック総合株価指数は2.6%高と大幅な上昇を示した。注目されたFOMCでFRBは8会合連続での政策金利の据え置きを決めた。パウエルFRB議長は記者会見で9月利下げの可能性を示唆したことで、ハイテク系グロース株に強い追い風となっている。特に半導体関連株への買いが顕著で、エヌビディア<NVDA>が13%近い上昇をみせたほか、アプライド・マテリアルズ<AMAT>やASML<ASML>なども大幅高に買われ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は7%高と急騰した。米ハイテク株高で東京市場にも追い風が期待されるところだが、前日の日銀金融政策決定会合で追加利上げが決定されたことを契機に、足もと外国為替市場で1ドル=150円台を下回る急激な円高が進んでおり、これが輸出株中心にネガティブ材料となる。英半導体設計のアーム・ホールディングス<ARM>が引け後に発表した決算発表で、通期業績見通しの増額修正を見送ったことが嫌気され、時間外で大きく下落したことも、親会社のソフトバンクグループ<9984.T>や半導体関連株全般に向かい風となる可能性がある。
31日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比99ドル46セント高の4万842ドル79セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同451.983ポイント高の1万7599.400だった。
日程面では、7月の新車販売台数、7月の軽自動車販売台数など。海外では7月の財新中国製造業購買担当者景気指数(PMI)、6月の豪貿易収支、6月のユーロ圏失業率、英中銀の金融政策委員会の結果発表、チェコ中銀の政策金利発表、週間の米新規失業保険申請件数、7月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数、4~6月の米労働生産性指数(速報値)、6月の米建設支出など。
出所:MINKABU PRESS
31日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比99ドル46セント高の4万842ドル79セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同451.983ポイント高の1万7599.400だった。
日程面では、7月の新車販売台数、7月の軽自動車販売台数など。海外では7月の財新中国製造業購買担当者景気指数(PMI)、6月の豪貿易収支、6月のユーロ圏失業率、英中銀の金融政策委員会の結果発表、チェコ中銀の政策金利発表、週間の米新規失業保険申請件数、7月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数、4~6月の米労働生産性指数(速報値)、6月の米建設支出など。
出所:MINKABU PRESS
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