３０日の株式相場見通し＝海外投資家の参加限定的で方向感に乏しい展開

　３０日の東京株式市場は、メモリアルデーの祝日で現地２９日の米株式市場が休場となったことなどから、引き続き海外投資家の参加が限定的となることが想定され、薄商いのなかで方向感に乏しい展開となりそうだ。ただ、中小型株を中心とした個別銘柄物色の勢いは継続しそうだ。

　３０日早朝の東京外国為替市場では、１ドル＝１１１円２０銭台での推移となっている。一方、円は対ユーロで１ユーロ＝１２３円台後半と円高・ユーロ安が進行している。大阪取引所の日経平均先物６月物の夜間取引は、２９日の終値比１０円高の１万９６９０円だった。

　日程面では、４月の有効求人倍率・完全失業率・家計調査に注目。海外では、米５月のＣＢ消費者信頼感指数、米４月の個人消費支出が焦点となる。（冨田康夫）

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）