明日の株式相場見通し=週末控え利益確定売り先行、中期的な投資環境は改善
あす(28日)の東京株式市場では、週末控えということもあり、利益確定の売りが先行する推移となりそうだ。中期的な先高期待感は根強いものの、10月半ば以来約2週間の上昇が急ピッチなこともあり、投資家の心理は利益確保に向かいそうだ。ただ、27日に東証が発表した10月第3週(17~21日)の投資部門別株式売買動向でも、海外投資家が3週連続で買い越しとなるなど、地合い好転の兆しは鮮明となっている。
市場関係者からは「きょうの市場で参加者の関心を集めたのは、任天堂<7974.T>の値動きだった。前日に17年3月期通期の連結売上高および営業・経常利益予想の下方修正を発表したことを嫌気して、一時は前日比1005円安の2万3515円まで売られたものの、次第に下落幅を縮小し、終値は同365円高の2万4885円とプラス圏に浮上した。想定レートを1ドル=110円から100円に変更したためで深刻度が薄らいだ面もあるが、全般地合いの強さが背景にあるとも判断できる」との見方が出ていた。
27日の東京株式市場は利益確定の売りに押される展開となり、個別には企業の決算発表の内容を反映して明暗を分ける銘柄が目立った。日経平均株価終値は、前日比55円42銭安の1万7336円42銭と4日ぶり反落した。
日程面では、9月の消費者物価指数・家計調査・完全失業率・有効求人倍率に注目。海外では、米7~9月期のGDP速報値、OPEC関連会合(29日まで)が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
市場関係者からは「きょうの市場で参加者の関心を集めたのは、任天堂<7974.T>の値動きだった。前日に17年3月期通期の連結売上高および営業・経常利益予想の下方修正を発表したことを嫌気して、一時は前日比1005円安の2万3515円まで売られたものの、次第に下落幅を縮小し、終値は同365円高の2万4885円とプラス圏に浮上した。想定レートを1ドル=110円から100円に変更したためで深刻度が薄らいだ面もあるが、全般地合いの強さが背景にあるとも判断できる」との見方が出ていた。
27日の東京株式市場は利益確定の売りに押される展開となり、個別には企業の決算発表の内容を反映して明暗を分ける銘柄が目立った。日経平均株価終値は、前日比55円42銭安の1万7336円42銭と4日ぶり反落した。
日程面では、9月の消費者物価指数・家計調査・完全失業率・有効求人倍率に注目。海外では、米7~9月期のGDP速報値、OPEC関連会合(29日まで)が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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