<5381>Mipox
まずは業績面ですが、11月6日大引け後に発表のあった16年3月期第2四半期累計(4-9月)によりますと、前年同期比で売上高21.4%増、営業利益87%増、経常利益85.9%、純利益93.6%増と非常に良好な決算となっており、通期計画に対する進捗率は売上高52%、営業利益62%、経常利益68%、純利益74%と高く、上方修正期待が持てる内容です。
光ファイバーや半導体関連向けに利益率の高い研磨フィルムの販売が伸び、売上構成が良化することが収益を押し上げており、マレーシアリンギット安による為替差益の発生も上振れに貢献したようです。
指標面では、配当利回り2.4%と悪くなく、PER8.45倍、PBR0.86倍と非常に割安水準です。
チャートを見てみますと、10月からは右肩上がりの緩やかな上昇トレンドを形成しており、直近1週間ほどは450円近辺で揉み合いの状態となっております。
同銘柄は新興市場銘柄でありながら貸借銘柄に指定されておりますので、高値期日が気になるところですが、年初来高値は4月28日に付けておりますので、高値期日の売りものが降ってくる心配はありません。
例年12月は、中小型株への見直し物色が始まることを考えれば、好業績で割安水準、そして出遅れ感のある同銘柄への見直し買いは十分に有り得えますので、今が絶好の仕込み場と考えます。